BD-LIVE付き:ダ・ヴィンチ・コード エクステンデッド・エディション (2枚組) [Amazon.co.jp限定 特殊ブック型ケース仕様] [Blu-ray]−ユルコロ情報

映画の解説方法が面白いです

　映画の内容はサスペンスなのでネタ晴らしになり兼ねませんので触れません。
それ以外での良さを述べさせて頂きます。
このBDは以前のDVDと比較しての魅力はやはりルーヴル美術館のシーンの絵画の緻密な映像かと思います。
また今回映画と同時進行で語られる音声解説のほか映画の進行にシンクロして重要なところにチャプターサインが出現。
アクセスすると映画が一時中断して重要点を吹き出し形式にて解説してくれる機能が新たに加わっている点は面白いです。
音声同時進行解説とはまた違うゆっくりこの映画の「鑑賞」が出来ると言う意味では良い機能かと思います。
何はともあれ是非ルーヴル美術館の名画のシーンを改めてBDの迫力と緻密さで鑑賞してみて下さい。

メーカー：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

完璧です!(^O^)

　この「ダヴィンチコード」は一般発売のエクステンデッドエディションで購入して観て作品自体や特典映像はとても充実してて良かったのですがパッケージが安っぽくてケースの開け閉めも難しくてイマイチ納得出来なかったのですがamazon仕様のが今日届いてパッケージの高級感に感激しました!表ジャケットが「モナリザ」で中ジャケットが「最後の晩餐」ですよ!もうこれぞ「エクステンデッド」ですよね!メーカーは違うけど「タイタニック」もamazon仕様の特製パッケージでリリースされたらいいですね!来年か再来年公開予定の未公開映像も含めた再編集版と劇場公開版と特典映像の三枚組だと尚更最高ですね!話しが少しそれましたがamazon仕様のダヴィンチコードはチョーオススメです!

コレクター心を揺さぶる良い商品

　映画本編をお気に入りの方は、是非「エクステンデッド・エディション版」もご覧下さい。
映像を追加して再編集し、正に完全版ともいえる仕上がりになっています。

本品の素晴らしいのはアマゾン限定仕様でしょう。ラングドン教授をイメージするようなブック形式に美しい写真と解説書。買って良かったと思える作りです。

欲を言えば…もっと早くに発売して欲しいもの。
これで3回目の買い直しになるので…（そうした商法かもしれませんが…）ユーザーに優しくないです。

因みに本編については周知の事実と思います。

一般的には驚愕の事実…かもしれませんが、研究している学者にとっては「普通」かもしれません。当時のイスラエルの風土や歴史の研究者は「当時の常識としては結婚していることが、一人前の人間として最低条件。もし、イエスが結婚していなければ、誰も彼の話に耳をかさないでしょう…」
などと話していました。

カトリックはもっとさばけたもので「聖書はカトリックが作ったモノ」としか捉えていないことを有名な牧師から聞いています。

中世のキリスト教は民衆を支配するための最強手段であったことを忘れてはなりません。
コントロールされているのはいつの世も民衆だけってことでしょう。

諷刺作品として娯しめますが

　内容に関して詳しく書く必要は無いでしょう。
劇場で初めて観た時から、「これは西洋社会を徹底的に諷刺した作品だな」と察しました。
アメリカ合衆国を筆頭とする欧米キリスト教圏、さらに広く云うならばイスラーム圏を含むセム系の排他的唯一神宗教から今なお自由でない社会を、さまざまな点で槍玉に上げて洒落のめした諷刺映画として、かなり評価出来ます。
　とりわけ「ヘテロセクシュアリズム(異性愛至上主義)」は、ホメーロス風哄笑を呼ぶほどの傑作。
　例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』の牽強付会な解釈は、多少とも歴史を囓ったことのある人とっては噴飯モノと断じてもよいでしょう。レオナルドがキリストの愛弟子ヨハネを伝統に従って髭の無い美しい若者に描いたのを無理矢理マグダレーナと解釈するあたりは、識者の失笑を買うと云っても過言では無い筈。ナザレのイエスを、カノーンに無い文書を用いて強引に異性愛者に変質させたりする危険を冒しても、現代アメリカの痼疾たるヘテロセクシュアリズムを諷刺する手腕は勇猛果敢と称してよいでしょう。
　もちろん、その目的の為には、メロヴィング家の遠祖も海神ネプトゥーヌスではなくして、実は耶蘇だったという落ちが付くのも御愛嬌。
　ただ一つ問題なのは、本映像やその原作が及ぼした影響力の強さです。
　欧米で原著がベストセラーになり、映画がヒットしたせいで、何と平均的な若い西洋人の間には、「キリストの子孫が実在する」と本気で信じる人々が多数あらわれる現象まで生じた程なのですから。
　やはり、執筆者や映画製作者は、出来映えの好し悪しばかりではなく、余り知識も教養も無い「世間の平均層」が如何なる感化を受けるか、ということを配慮しなくてはならないものだと強く感じました。
　もっとも全てを呑み込んだうえで娯楽映画として愉しむ分には十分に面白く仕上がった作品として評価できるでしょう。

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