ジェリー・ブラッカイマー:戦争:ブラックホーク・ダウン コレクターズ・ボックス [DVD]−ユルコロ情報

商品説明

　???1993年10月3日の米軍によるソマリア侵攻の失敗を描いた戦争超大作。ミッションは1時間で終了するはずだったが、米軍最新ヘリ・ブラックホークの墜落によってすべての歯車が狂い始め、兵士たちは地獄を体験することになる。
???出演はジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモアなどなど魅力的面々だが、戦場のさなか彼らの顔すら判別できないほど熾烈な戦闘シーンが大半を占めるのは、リアリズムのたまものか。ただし監督のリドリー・スコットは「これは観客に問いかける映画であって、答えを提供する映画ではない」と語っているが、結果としては大国アメリカの正義を強調する映画に仕上がってしまっている気もしてならない。(的田也寸志）

プロデュース：ジェリー・ブラッカイマー

メーカー：ポニーキャニオン

ひたすらの戦場体験映画。

　　ソマリアの内戦で知っている事と言えば、死んだ米兵を引きづられてれているニュース映像ぐらいしかこの映画を見るまでは知らなかった。しかしこの映画を見てソマリア内戦の背景が分かったような気がする。ことごとくメッセージ性を排してただひたすらの戦場を体験する映画でした。ことごとくアメリカ兵の視点に立っているという点では良かったと言えると思います。もし両者を描こうものならかなり複雑になってしまうし、それこそ２部作でも作るつもりでなければ難しいでしょう。ただ「仲間達のため」に任務を遂行するというのは説得力が足りなかったと言うのか、それなら最初から任務が無ければ仲間達のためと言う論理も無いじゃないかとひねくれた見方もできるわけでそこら辺がアメリカ万歳映画かな、という気がするかもしれません。以前、Ｊ・ブラッカイマー製作の「トップガン」も星条旗をバックにＴ・クルーズが撮られていたことを考えるとやっぱりそうなのかな、９・１１の直後だけにこのような映画になってしまったのかそれともＪ・ブラッカイマーもＲ・スコットもタカ派なのかな。
　特典は十分すぎるほど入ってます。特典だけ見るのにもかなり時間を要すると思います。音声解説も３種類あり、特にオープニングの「…万人が飢餓で苦しんだ。」が脚本段階だったのを「飢餓で死んだ」に Ｊ・ブラッカイマーとＲ・スコットから修正されたと言う話は興味深かったです。

良い作品ですね

　戦争論、色々な考え方があると思いますが単純に戦争映画の好きな自分は大変に楽しめる作品でした。市街戦に突入したアメリカ軍の死闘、実話と聞いて考えさせられる部分もありました。実話を元に作った作品との事ですので非常にリアルです。

秀作

　ここ十年でベスト3に入る「戦闘」映画です スターリングラード(西独・米)・プライベートライアンに続く映画ですね 撮影アングルが素晴らしい デルタがかっこイイ 観る間にどんどん戦況が悪化して行くのが解るので、いつの間にか映画に引き込まれる快感… いやらしいRPGなど…赤点をつける要素がないですね キャストの動きも良い 米兵のヘルメットがドイツ軍にラップしてしまう…監督にぜひともスターリングラード市街戦の映画を撮ってもらいたいっす 軍オタですいません

深く考えさせられます。

　1993年にソマリアで実際に起こった戦闘を元にしたこの映画、
私は文句なしに最高点をつけます。

私も以前は、『人が死ぬから、
誰かが悲しむから戦争はダメなんだ』という考えでした。
しかし、この映画で描かれている兵士達の生き様を見て、
何故彼らは戦うのか、何故戦争と言う行為が行われるのか、
ということを深く考えるようになりました。

そう言った点で、この映画は私の戦争に対する
視野を広げてくれた作品だと思うのです。

こちらのコレクターズ・ボックスには、
映画のドキュメントだけでなく、TVで放送されたブラックホークダウン
関連の番組、生存者へのインタビューなどで構成された
非常に興味深い特典ディスクも付いています。

BHDファンはもちろん、これからこの作品を鑑賞する方

にも是非オススメしたいです。

「死者だけが戦争の終わりを観た」

　これがアメリカ万歳映画？　これが好戦映画？
在り得ない。そもそも、米軍特殊部隊の歴史的大失態を克明に描いているこの作品が好戦的であるはずがない。米軍は失敗し、撤退したのだ。ただ、だからといって反戦映画でもない。ここがミソ。これは好戦でも反戦でもない戦争映画。リドリー・スコット監督の「これは、観客に問いかける作品であって、答えを提供する作品ではない」という言葉の意味は、それだ。
そして本作での米軍は、国連平和維持軍(ＰＫＯ)としての米軍でもある。内戦の制圧のために軍隊を送る。この明らかな矛盾を映画にして、アメリカ万歳が言えるわけがない。そして、言っていない。これをアメリカ万歳映画と受け止めた場合、この映画を批判するのは容易である。だがその評価は誤りだ。
米軍側のみしか描かれていない、といった批判があるが、ストーリー上のキャラクターとして米軍に絞って描かれているだけである。相手は大多数の民兵なのだから。そしてその民兵たちは“悪”としては描かれていなく、“こちら側を敵とする者”でしかない。
「米軍の死者１９名、ソマリア人の死者１０００名以上」。これをラストに提示されたら米軍を英雄視することはできない、という批判。その通りだ。この映画では米軍を英雄視してはいないのだから。主人公の台詞にもある通り、結果としてそうなるのだ。この１９：１０００という数字が意味するのは、“悲劇”だ。ソマリア民兵たちは次から次へと米兵を殺しにかかる。だが米兵は近代武装、防弾チョッキだ。それに、そもそも人数が違う。圧倒的な数の戦う市民と少数の精鋭特殊部隊、その招かれざる衝突。その中で、やむを得ず自分と仲間のために戦うしかなかった米兵は、勇気と正義を見せ、英雄にも映る。だが、米兵は敵首領を捕らえようとし失敗、その後は自分と仲間を守ろうと戦い、結果としてこの数字が残ったまでだ。一方ソマリア民兵も自らの正義に従っただけ。その事実が提示されているのだ。
この作品には沢山の“正義”が描かれているが、“悪”はほとんど描かれていない。そしてその正義は、提示されているだけである。
兵士を英雄として描かず、戦争を悪として描かない。だから好戦映画でも反戦映画でもなく、問いかける作品なのだ。

この映画をアメリカ万歳映画だと考えた方々には、もう一度観てほしい。今度はじっくりと。そして、原作者とリドリー・スコットが提示した「戦争」「軍事介入」という問題を考え直してほしい。本作を“好戦的”とみた人こそ、問題への理解が浅いと思うからだ。

考えてほしい。

　戦争映画というものは非常に暗く重い作品が多いと思いますが、どうしてかは分かりますよね?
戦争というのが、非常に残酷だからです。この『ブラックホーク・ダウン』も結構重たい作品だと思います。また、この映画からは舞台となっているソマリアのみならず、アフリカが最悪な状態に陥っていることも実感しました。
観てください。『ブラックホーク・ダウン』を観て戦争の残酷さを知ってください。そして、アフリカが非常に最悪な状態に陥っているという事を実感してもらえれば大変嬉しいです。

ドキュメント付き

　　ソマリアで1993年に実際にあった戦闘を映画化した作品。映画自体は2時間銃声が鳴り止まない程、戦闘を克明に描いていると思います。しかし原作を読まないとそうなった背景がわからないと思います。映画はただ米兵が凄まじい戦闘から生きて帰るまでの間の英雄的行動を描いてるだけですが、しかし現地民からここまで恨まれるようになったのはそれ以前の作戦にあったようです。治安の崩壊したソマリアに米海兵隊が上陸して一時的に治安をもたらしたが海兵隊が撤退した後、米軍特殊部隊が駐留して武装組織壊滅の作戦を練っていた。海兵隊と陸軍ではまったくやり方が違うようです、それが現地民の反感を買いこれほどまでの惨事に。
　作戦自体も秘密だったが米兵の死体を引きずる映像がメディアで流されたため作戦が表に出たようです。主役となったのは第75レンジャー連隊とデルタフォース。どちらの部隊も攻撃的性格を持ち奇襲、急襲が主な任務です。しかしレンジャーは主に経験の未熟な体力自慢の若者で構成され、デルタフォースは未だその存在を公には認められていないが、あらゆる部隊から志願し選抜される秘密部隊です。デルタ隊員は黙々と任務をこなす冷静な戦闘マシーンですがレンジャーは英雄に憧れる少年、原作ではパニックになったレンジャー隊員がデルタの足を引っ張るシーンが多々出てきます。米軍特殊部隊が行う空挺強襲作戦の戦術、四方八方から銃撃される市街地戦闘の恐怖を感じます。しかし実際の戦闘では、戦闘の後半に他の米軍部隊や国連部隊が救出に向かうのですが映画ではあまり描かれていません。レンジャー、デルタの苦闘に主眼を当てています。また原作には映画からは感じられない戦闘の悲惨な描写がたくさんあります。この作戦の失敗から米軍は様々な戦術を見直したようで米軍としては教訓となったようです。
　DVDには映画のための俳優の訓練映像や実際のソマリアでのドキュメンタリーが付属してます。

すごい!!

　この映画を初めて観たのはテレビで1度観たら忘れられなくてこのDVDを買いました。
このコレクターボックスにはいろいろな映像が入っていてたぶん一度観たら忘れられないと思います。この映画の中で一番感動した所はデルタという部隊のシュガート軍曹とゴードン曹長が墜落したヘリの仲間を助けに行くシーンです。他にもいいシーンがあります。
だけどいろいろな人が評価してるように悪いと言う評価もあればいいと言う評価もあります。僕の友達にも役者が有名なのと度派でなシーンが多いだけと言っていたけど…1度観てください実際の事を題材にした映画なので死んでしまった人にも敬意をはらってつくっているから1度観て下さい後悔はしないと思います

完成度の高さには脱帽

　何度も見ているのですが、この映画のジャンルは一体何なのかが、どうしてもはっきりしません。
史実映画ともいえますし、もちろん戦争映画でもあるのですが、パニック映画的でもあり、恐怖映画並みの緊張感もあります。
とにかく非常に贅沢な作品です。これだけの要素が一本の映画の中でちゃんと纏まっているのが不思議でなりません。
市街戦の迫力も一級品で、はじめて見た時は手に汗を握りました。
戦争という殺し合いをする中での緊張感、混乱、恐怖が非常に伝わってきます。
歴史を振り返っても、アメリカは軍事力と練度と装備を過信して、甘い読みで作戦を立てて何度も失敗をしていますが、このソマリアでの話もそういう中の一つです。
最後のシーン周辺の演出やセリフに関しては、個人的に、うーん、と思うところもあるのですが、序盤で語られるセリフのなかには非常に良いものもあり、これだけ色々な要素を含みつつも監督が見せたいものもかなりダイレクトにはっきり伝わってくるので、完成度はかなり高いです。
そのあたりの纏めっぷりは、さすがはリドリー・スコット。と唸らせてくれます。

興味のある方は是非見てください。実戦と市街戦の怖さが伝わってくるだけでも、必見の価値はあります。

戦争とは何かを語りかける作品

　実在した物語を映画化した作品は多いのですが、これはその中でも最高作だと思います。ソマリア紛争の中で戦い続けたアメリカ特殊部隊の物語。この映画の出演者は実際にアメリカ軍基地で数ヶ月の訓練を受けて本番に望みました。その上、アメリカ軍の協力の下の撮影で、実際使っているヘリなどは全て本物。主に使われた銃　コマンドーＭ７３３モデルはガンマニアの間でも有名になりました。

戦争の現実を知らしめる映画。

　どちらが正義でどちらが悪なのか？
そのような考えを持ってこの作品を見るのは間違えではないだろうか。

どこからアメリカ万歳という考えが出てくるのか。
死傷者の数の差？米軍の描写が多いから？？

訓練の行き届いた米軍兵士と麻薬で興奮状態になっているような
ソマリ族の民兵とでは死傷者に差が出るのは当然のことだと思うし、

それがまた戦争の現実を表しているのではないだろうか。

米軍の描写が多いのは、米軍視点で描かれている映画だからに過ぎない。ここにソマリ族の視点まで入れてしまったら、それこそわけのわからない戦闘が延々と続く映画になってしまっただろう。
もはやそれを戦争映画とは呼べまい。ただの戦闘映像である。

この映画を理解できない人はどういう考えを持っているのだろう？
そして私にもっとも大きな影響を及ぼした映画だ。

こんなはずじゃなかったのに…

　実話が基になっているだけあって、戦闘が物語から開放され、
ひたすら残酷な市街戦を楽しむ事ができます。
「　も　う　や　め　て　く　れ　」
と言いながら、目を離す事ができません。
戦争映画としては、最高の一作で、この映画があるからこそ、
私は大嫌いだったブラッカイマーを許す事にしました。
ブラッカイマーのほうでは、知った事ではないでしょうが。

人生、計画通りにいかないことがたくさんあります。
彼女に「好きな人が出来た」といわれたり、会社をクビになったり、
友達に絶交されたり、突然、難病に冒されたり、
失明したり、投稿したマンガがさっぱり賞にかすらなかったり、
就職できなかったり、欲しいアイテムが売り切れだったり、
ゲームのセーブデータが消えたり、留年してしまったり。

考えてみれば、それは何も特別な事ではなく、人生は不都合に満ちています。
人生に不都合を感じなければ、それは何もしていないか余程の天才であって、
通常、われわれは、不都合にさらされ続けます。
そんなとき、私はこの映画を思い出すのです。

「３０分で帰ってこれるから」
とばかりに出かけ、大規模な市街戦に突入し、
文字通りの生き地獄を味わったアメリカ軍兵士、そして、
そのアメリカ軍に突然わが町を荒らされ、仲間を虐殺された
ソマリア民兵たちのことを。

人生の理不尽さ、命からがら生きて帰って食べるカレーの理不尽さ、
しかし、現実から目をそらすことなく、最善を尽くす、
人生に対するひたむきさ。

そして、私は、また謙虚に仕事に向かうのです。
今日も理不尽。明日も理不尽。

史実は小説よりも奇なりというか…

　　このコレクターズ・ボックスを購入しようという方は、すでに通常版を買った方も多いと思いますし、本編の紹介や意見は他の方にお任せするとして、私は附属の「ヒストリーチャンネル」「フロントライン」のドキュメンタリーについてコメントします。
　この映画の背景にはミリシアの首長アイディード将軍拉致という目的が存在していますが、このドキュメンタリーによれば、なんと実の息子が米軍の海兵隊に属しており、このソマリアに派兵されたという事実です。ん〜と唸ってしまいます。また、アイディード将軍の死去に伴い、この子息がミリシアの首長の後を継いだという事実です。またまた唸ってしまいます。
「ブラックホークダウン」の戦闘場面だけではなく、国連介入から米軍撤退までの経緯を知る上でも、このＤＶＤはすばらしいですし、もちろん本映画ファンにはたまらないメイキングもたくさんあります。
　人によっては割高と感じる方もいらっしゃるでしょうが、ファン必見のＤＶＤと思いますよ。

戦争映画としては最高レベル!

　実話に基づいて作られた作品だけあって、実にリアル。
映像もそこら辺を意識しているのだろう、大変秀逸です。
それだからこそ、戦闘がリアルに伝わってくる、
人が殺しあう生々しい場面が、そして殺しあう人間たちの
醜悪な部分が、直で伝わってきます。
この場面を見ているだけで、戦争の本質を感じ取れます。

さらに、戦争をする兵士がいかなる意思によって、戦いに
向かうのか、という心情もこの作品は描いています。
最初疑問を抱いていた主人公が、壮絶な戦闘を経験した事に
よって、その答えを見出す、映画全てを使ってその答えを
導き出していることにより、わかりやすく納得できます。

まさに、他の戦争映画より一歩進んだ作品、ぜひ見てほしい
作品です!!!

戦争映画NO，1

　　確実に『プライベート・ライアン』を超えてます。というのは、個人的に、戦争映画に必要ないと思っているドラマ性がないところ。戦闘の真実をリアルに見せていると思うし、シーンごとにあった音楽。特にエンディングテーマ。今は亡きジョー・ストラマー。これは、素晴らしいです。さすが、巨匠リドリー・スコット監督、音楽ハンス・ジマーです。　
　
　『プライベート?』のところにも書きましたが、戦争映画はけして戦争を賛美するものではありません。私は、この作品も反戦映画だと思います。『プライベート?』よりもさらに悲惨なシーン、より激しい戦闘シーンが続きます。より見るものに訴えています。悲惨さを。後は、見た人が何かを感じればよいだけ。答えはないのです。

　ただ、主役のジョシュ・ハートネット。いい演技なのですが、完全にエリック・バナに食われてます。トム・サイズモアも渋いです。（彼は戦争映画が良く似合う）

　ＤＶＤとしても、ほぼ満点の内容です。戦争映画好きの方は多少値段がしますが、持っていてもけして損はしないでしょう。今後も戦争映画は、数多く作られると思いますが、この作品を超える作品を期待しています。ただし、新たな戦いは誰も望んではいません。

戦争映画は負けるほうが面白い

　ご存知ソマリランドのへりボーン急襲作戦の物語だが、原作を読んでもわかるように作戦自体は失敗ではない。ただし損害があまりに大きかっただけだ。さて映画の魅力は、アカデミーの音響効果賞なだけに、耳にピュンピュンくる弾丸の音が凄まじい。プライベートライアンを遥かに凌駕する弾数だし、ガランとした無人の街を重い装備を身につけてエッチラオッチラ走り回る兵士の姿も滑稽ながらリアルだ。メイキングもしっかりしていて興味が尽きないし、今のところ（０４年現在）この映画を超えるリアルな戦争映画はないと思う（バンドオブブラザースもいいけどね）。戦争や平和、思想を云々する前に、戦闘の実際をこれで感じてもらいたい、と思う。決して戦争オタク映画ではないことは、リドリースコットの描き方からもよーくわかる。

ブラックホークダウン

　戦争映画は数多く有るが、この作品は本当に違う。
立派な戦争ものであるのに、『戦争はいけない事だ』と、訴えてくるのである。米国を、支持する形でもないのが私は好感を持った。
レンジャー達が、ヘリから降下するシーンは、本物のレンジャーを使っていた。とても、迫力がある。
俳優陣は、軍隊の訓練を受けていた。コレクターズボックスでは、その風景も含まれており、この作品をよりリアルに感じる事が出来る。
私が、最も心を打たれたのは。落ちたヘリ、そう、タイトルにもある、“ブラックホークダウン?のパイロット救出へ向かう二人のレンジャーのシーンだ。何百ものソマリア人に囲まれて居る中に降りるのは自殺行為だ。けれど、二人は分かっていて救出に向かう。
私はこの作品で、計り知れない友情とゆうものを知った。
もう、何度観たか分からない作品です。何度も観たくなる作品なのです。
見てない方には、是非見て欲しい。小さな面の記事に留めないで、世界中の人に観て欲しい作品だと思います。
俳優も、“ハルク?の、エリック・バナ。“ロード・オブ・ザ・リング?のレゴラス役で、一躍トップスターになった、オーランド・ブルーム。二人は今年上映した“トロイ?で、兄弟役で共演しているが、二人のファンなら、この作品は絶対観るべきであろう。

もう一つ合わせて買おう

　　今一番ホットな作品

　この映画『ブラックホークダウン』と『ワンスアンドフォーエバー』を併せて見る事を奨める。

　如何に戦略的な手段を行使しても、最後に必要となるのは、現場に出向く兵隊さんたちの「汗と血と」になる。

　アメリカの屋台骨を支えてきた、彼らに、この二本の映画を観て、再度敬意を表そう。
　

レンタルして見た後に買ってしまった

　私はどちらかというと、第２次大戦中の映画よりも最新装備の特殊部隊ものが好きです。最近の実話を題材とした映画と聞いて、この作品をレンタルビデオで始めに見ました。家内がユアン・マクレガーのファンということもあって２人で夜中に見たのですが、痛いシーンも結構多く、登場人物達と一緒に地獄の中へずるずると引きずり込まれていきました。見終わった後は、家内と目を合わせた後３分くらい沈黙が続きました。見終わった後に一人で考え込んだ作品はこれが初めてです。デルタフォースの隊員が活躍（？）するシーンが印象的です。結局ＤＶＤ買いました。

プライベートライアンを超えているかも？

　この映画は何度観ても飽きません。
市街地での戦闘が生々しく描かれています。
またアメリカのソマリアなどの内戦を抱えている国々の
戦力を過小評価し過ぎているのが作品中でも随所に見られます。
そしてそれと共に特典ディスクの2にドキュメンタリーが2本
付いてますので本編と見比べてみるのも良いかと存じます。

考えよう、もっと深く…

　さあみなさん、このBOXセットを購入し考えてみましょう…。

みなさんはやはり戦争は人を殺すだけ、とか罪もない人が死ぬなど悲観的で自分達に都合の良い事だけを並べて完全否定、というのが一般的な意見ではないでしょうか？

しかし現実にそうは言っても最近もアメリカが仕掛けた｢勝てば官軍｣的な戦争を目の当たりにして、やはり人間がいる以上、アメリカが言うところの｢大量破壊兵器｣を探す手段もやはり米軍の破壊兵器なのだと思うのです。

そうです、私が言いたいのはどちらにせよその兵器が存在する以上、軍事的な戦闘行為をしますよ、という国の意思表示であり、すなわち軍隊というものが編成されている国のほとんどが戦争を肯定しているのです。

この映画では人の兵隊の内面的な部分もある程度でてきます。そこを皆さんは是非察して下さい。自分たちが戦わなくてはならない理由、そして一つの命のために一人一人がとる勇気ある行動。
兵隊達は上の命令に従うだけなのです。多分殆どの兵隊達は戦争はしたくないと思うでしょう。

それでも撃たなくては撃たれるのです。

この映画では実にリアルに忠実に戦闘行為を再現しています。原作本も読みましたが、うまくコンパクトにまとまっていて監督の力量の素晴らしさも感じました。必見です。


私は戦争は賛成でも反対でもありません。むしろよく判らないといったほうが合っているかもしれない。なぜなら現実を知らない私たちに戦争を否定する権利など無いと思うからです。


だからこそこの映画や特典のドキュメンタリーを是非ご覧になって下さい。まず現実を知ること。
そして今こそ考えましょう否定する前に。もっと深く、もっと広く、戦争(軍事)という現実を。

学ぶキッカケに

　TVで見て気になり（このまえのテレ朝じゃない）、レンタルをしてあらためて衝撃をうけました。
そのときは２時間半おなじ姿勢で固まったまま、茫然とエンドロールを迎えました。
その後２回目のレンタルのち、これは買うしかないな、とつい最近、コレクターズボックス購入。

内容は一言、満足。
収録されてるヒストリーチャンネルのドキュメンタリーは、YouTubeにもアップされてるけど、アップされてるのは、わずかにだけどカットされてる。

ただ唯一気になったのは、本編に収録されてる、当時の復員兵によるオーディオ・コメンタリー。
コメンテイターが４人いるので誰かわかるように、画面横にコメントしている人の名前が表示されるが、 あきらかに間違ってるところがあります。
あと、これを通訳してる字幕も、彼らの言ってることを訳すのに言葉が足りてない部分があります。
なので、このトラックはあくまで彼らが話している英語に耳を傾けたほうがいいでしょう。

とはいえ、この３トラックのオーディオ・コメンタリーは、本当に聞き応えがある。
特に、復員兵のは映画と事実との違いをよく指摘してます。
RPGの話なんかはビックリしました。
彼らの言う通りに撮影してれば映画は別物になっただろう、と想像できます。
あと、ケン･ノーランのモノマネシリーズはかなり笑えました。

「迫力満点の戦争アクションが観たい」
キッカケはこれでいいと思います。
ただ、この映画を観て「アクションでスカッとした」とはなかなか思えないと思うし、ここから歴史の真実を学ぶキッカケになるなら自分以外の人間が観てもいい、と思い買いました。
「アメリカ賞賛映画だ」という人もいますが、最初からという先入観があればどんな映画でもそう見えるでしょう。

「知らないのは悪いことではない。知ろうとしないことが良くないことなのだ。」
そんな風に思いました。

本編よりも特典ディスクがよい

　　戦争映画を迫力ある娯楽映画として楽しむことを目的として作られた映画。
　ソマリアの紛争は背景として必要だっただけで、社会性やメッセージはない。（製作はジェリー・ブラッカイマーですから）
　アクション映画としては登場人物が多すぎて区別がつきにくいが、十分に満足できる。（監督はリドリー・スコットですから）
　しかし、実話であり、犠牲者（遺体をひきずりまわされた）の遺族もいるので、この映画を社会的背景を考えないで、楽しむことは非常に後ろめたい。「ユナイテッド93」と同様に映画にした意図をどうしても勘ぐってしまう。オリジナルなフィクションとして描くべきであったのかも知れない。DVD一枚組み（本編のみ）の評価は3であるが、このDVD BOXの評価は4.5をつけたい。特典ディスクの評価は5をつけた。なぜなら特典ディスクに当時のソマリア紛争の秀逸なドキュメンタリーが入っているからであり、これから購入を考えている人には多少値段が高くてもこのバージョンを購入することを勧める。

現実から学ぶこととは？

　　何かと話題を振り撒いたこの作品。一時的にアメリカが国際紛争から身を引く要因となったソマリア紛争。この時のブラックホーク撃墜事件はアメリカ社会に多大な影響を与えた。国連調停の失敗もあったのだが、多くの国で反省の機運を生んだ。その事件を映画にしたのがこのスコット監督の「ブラックホーク・ダウン」だが、残念なことに欧米や日本、アジア、アフリカ諸国、イスラム圏からも多くの誤解を招いてしまった。アメリカ原理主義（アメリカの視点しか描かれていない、ご都合主義）と見られてしまった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もし、そうした見方をしてしまったなら、もう一度よく見てほしい。そうした先入観なしに見ればソマリア側の視点も描かれていることがわかる。これはアメリカを正義感から描いている映画ではなく、正面を見据えて描いた作品である。対称性がないという話にはならない。歴史的鏡像の一つとしてうまく描けている。「我こそは正義！」こうしたハリウッドによくあるご都合主義的なアメリカの友情ごっこ映画ではない。戦争において日常と、戦争の中に身を置くことは両立する。もともとゲリラ兵などはこうした性格を強く持っていたし、意味が変遷する前の武士もこうした性格を持っていた。だから日記や書物の中に片方で普通の日常が、その一方で戦争におけるギリギリの場が描かれていたとしても矛盾はしないし、何ら不思議ではない。そうしたものが日常化しているのが長く続く内戦であったり、紛争であったり、対外戦争であったりするのだから。それは今もあることだ。区別はできない。もし、この映画をプロパガンダとして受け取ってしまったのならもう一度よく見てほしい。この映画は受け手に問いかけている。一つ一つのシーンを見逃さないように！そうすれば見えてくるはずですよ。この眼鏡、４つ星と見た。Ａランクの部類に入れていい、戦争映画の傑作の一つ。まだ見ていない人はこの機会にどうぞ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

同時発売して欲しかった。

　映画の内容はいまさら言うまでもありませんね。これくらいのタイトルならば皆さん、すでに知っておいででしょうし、すでに通常版が出回っていることですから。そこが問題なんですよ。何故同時に発売されない。

　新たに出たコレクターズ・ボックスの内容たるや、圧倒的な情報量で、この映画が好きな人なら、プライス関係無く購入するような完成度の高い、コレクターズアイテムです。
しかし、この映画の好きな方はすでに通常版を持っていらっしゃる方が殆どだと思います。買いなおせということなのでしょうか。

確かに諸事情があり、後発されるということはよくある事なのですが、個人的にはメーカーさんに、もう少しファンの心情を理解して欲しいところです。

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