戦争:トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]−ユルコロ情報

待っててよかった!

　個人的に娯楽的な戦争映画は観る事はないですが本作品は史劇として日米双方の視点から描いており、かつリアルであると思います。随分視聴はしてなく、ボックスや特別版のソフトは気になってたのですがなかなか手が出なかった、また特典で字幕なしだったところにも字幕が入るとの事。今回、本作品でBlu−rayでDVDボックス以上の内容ならパーフェクトです。歴史的資料としても価値ありの一枚と思います!

メーカー：20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

完璧！素晴らしい充実ぶり。

　待ってましたー!!
本編がハイビジョン化されたこともさることながら
特典がさらに充実し、日本語吹き替えが付いたことは
私にとって何よりも嬉しい限り。
これで、戦記モノにハマッている我が家の幼稚園児と一緒に見る際も
字幕をいちいち読んでやる必要がなくなりました。

即決で購入ボタンをクリックしました。
これだけ迷わずに即決で購入を決められる映画のソフトも
そう有るもんじゃありません。

ＢＤデッキは居間に一台有るだけですが、
この作品を寝室でも見られるように
もう一台プレーヤーを買い足すことも検討しているくらいです。

しかし、この映画のソフトを買うの
これで何度目でしょう。（笑

真珠湾攻撃映画の傑作！

　この映画「トラ！トラ！トラ！」は、淵田美津雄氏による「ワレ奇襲に成功セリ」という暗号文なのですが、
それをタイトルに持ってくるだけの資格がこの作品にはあります。これと対極をなす映画は、世紀の問題作
「パールハーバー」なわけですが、後者が歴史考証メチャクチャなのに対して、なぜか古い方の前者が
しっかり作ってあるという、摩訶不思議な事態が発生しています。またトラは実写・特撮がメインで、
ベン・アフレックの方はCGがメインとなってて、比較検証すると非常に面白いと思います。

この作品では、草原で幟立てて軍事会議やったり、フンドシ姿にてプールで作戦会議とかの
怪しい日本描写はなく、極めて歴史考証がなされた素晴らしい作りとなっています。

中でも特筆すべきは、やはり早朝に真珠湾に向けてゼロ戦が次々と発艦するシーンで、
このシーンで感激できる人は、確実に楽しめると思います。また前回DVDで殆ど同じ
内容の3枚組版が出ていますが、今回はそれが内容追加され１枚に纏まっているので、
これは買いだと思います。個人的には、実際の歴史の白黒映像があるだけで買いです。

また本作品は、日本寄り、米国寄りとなっておらず、両陣営からの視点で
描写されているので公平性があり、非常に歴史の勉強にもなる作品です。

条件付で★5つ

　完全版を謳うということは渥美清の出演シーンもちゃんと収録されているということですよね？
それを前提で★5つとしました。

日本公開版がHD収録なのはうれしい仕様

　

ブログ「ブルーレイ＆シネマ一直線」でも書きましたが、
幻の「日本劇場公開版」と「アメリカ劇場公開版」をＨＤ映像で収録。
特にＤＶＤでは「日本劇場公開版」は４：３のパン＆スキャン版だっただけに、
ＢＤのＨＤ映像で観られる意義は大きい。

ＤＶＤでは字幕なしだった「ムービートーン･ニュース」は字幕付きになった。
また、ＤＶＤでは楽しめなかった日本語吹替も初収録する。

これはファンは買いでしょう。

発売日が惜しい

　あと4日ずらして12月8日を発売日にすれば、まさにその日なのにね。
自分は予約したけど、早く届いても鑑賞するのは12月8日にします！

ついにBD版の発売！！

　長い間待っていましたっ！！必ずこうなると思っていましたよ
以下、あるサイトから詳しい本編の音声仕様を抜粋してみました。

(1)英語(DTS-HD Master Audio 5.1ch)　(2)日本語(DTS 5.1ch)
　 片面2層149分 シネスコ1080p英語字幕 日本語字幕

5.1chの音声仕様と共に特典映像集やら48ページに及ぶブックレット
といい完璧ともいうべき仕様ならファンとしても買うしかありませんね、
なにより嬉しいのはやっと5.1chのハイデフ1080Pになったことです。
DVDでは4.1chだなんてすごい中途半端な仕様で購入をためらって
いたのですがBD版なら心おきなく購入できます。トラトラトラは
パールハーバーと違い変な日本を描いていないし恋愛シーンもないし
歴史的観点から見てどちらが良いとか悪いとかではなくあくまでも公平に
日米の政治的駆け引きや世界観を描いているところがすごい気に入ってます。
またこの日章旗とゼロ戦を模したジャケットデザインがたまりませんっ！！

黒澤版ラッシュフィルムは存在するか！？

　この作品は、当初は黒澤明が日本側の監督及び総監督としてスタートしました。
しかし、様々な障害が黒澤を降板に追いやってしまったのです。
黒澤が演出したシーン（２０分に満たないそうです）は全て撮り直され、本編には一切使用されませんでした。
フィルムは、そのまま人目に触れることなく、今やその所在すらわからないそうです。
ところで、来年、黒澤明生誕１００年にあたり、幾つかのプロジェクトがたちあがっています。
その中の目玉の一つとして＜幻の黒澤版『トラ・トラ・トラ』のフィルム発掘＞という項目があります。
本当に発掘されるのでしょうか？もし発掘されたなら、きっとそのフィルムを「特典映像」にしたDVDまたはBlu-rayが発売されることでしょう。いや、是非発売して頂きたい。
ーというわけで、この「40周年記念完全版」を購入しようか、黒澤版が特典映像になるまで待つべきか迷いに迷っています。発掘される保障があるわけでなし…この商品は発売個数が限定されているし…困ったことです。

日本公開版収録の意義

　今回の目玉と言うか、意義は「日本公開版」収録という点に尽きます。
何と言っても渥美清と松山栄太郎の炊事兵のシーンが、この映画の日米の背景の違いを映す鏡になっているという点は見逃せない事実なのです。

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