クリストファー・マッカリー:サスペンス:ユージュアル・サスペクツ [DVD]−ユルコロ情報

商品説明

　???コカインの取引現場を何者かが襲撃し、密輸船が爆破して大量のコカインと9100万ドルが消えた。警察は唯一の生存者キント（ケヴィン・スペイシー）の尋問を始める。キントは、事件の黒幕は誰も顔を知らない大物ギャング、ソゼだと語り、彼がキートン（ガブリエル・バーン）ら5人のワルを集めて襲撃させたというが…。
???ブライアン・シンガー監督の出世作となった傑作犯罪映画。登場人物に善人などは皆無で、ピカレスク要素を漂わせつつもどこか閉塞的な心理サスペンス・ミステリーが繰り広げられていく。一癖も二癖もある個性派を集結させてのキャスティングも素晴らしい。アカデミー賞助演男優賞（ケヴィン・スペイシー）およびオリジナル脚本賞を受賞。またシンガー監督は本作が認められて「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなった。（的田也寸志）

脚本：クリストファー・マッカリー

メーカー：パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

２回目もしっかり見よう

　　話の内容はあまり書かない方がよいかもしれませんが、一回目に観たときは衝撃的でした。でも２回目に伏線さがしをするともっと楽しめます。みている最中は「なんでこの人、とても東洋人には見えないけど名前がコバヤシなの」なんて思っていると....。
　ケビン・スペイシーはこの作品や「セブン」ではいい味を出してます。「アメリカン・ビューティー」以後はパッとしなくなりましたけどね。脚本の勝利でしょうが、演出、俳優ともに素晴らしい出来でした。将来はカルト・クラシックの一本になるのでしょう。

しびれた!!!!

　公開時に劇場で見たが、エンドロールに移ってもしばらく身動きできない金縛り人間が多数いた。もちろん私も。序盤「この5人は意図的に集められた?もしや警察内部の……」なんてヌルい推理をしていたが、途中から畳み掛けるようにストーリーが展開し、推理ごっこする暇もなくスクリーンに釘づけに。単なる犯人当てより「一体この事件はなんなんだーーー!!!!」を堪能する逸品。少なくともここ20、30年間では古今東西ナンバー1サスペンスと思う。10年以上前の作品だが、脚本、映像のキレは衰え知らず。強烈なインパクトを与える「カイザー・ソゼ」という固有名詞が、いまだに忘れられない……。

劇場公開時の話題は凄かった

　今ＤＶＤで見直しても、その緻密な脚本と構成、演出、そしてなんと言ってもケヴィン・スペイシーの演技が見事！

初めて見る人は、犯罪行為が交錯するので戸惑うかもしれませんが、
繰り返してみれば、その緻密さに納得できるでしょう。

これを初めて見たとき、私は「スティング」に匹敵する衝撃だ、と思ったものです。
当然「スティング」はコンゲームが題材で、こちらはクライムサスペンスですが、
そういうジャンルの垣根を越えて、観客への「騙し」、いわば映像のトリックが素晴らしい、と思ったものです。

改めて鑑賞してみて、単調になりがちなケヴィン･スペイシーの話もカット割りや演出に工夫が凝らされて、見ていて飽きないようにしているのがわかります。
こうして何度も繰り返して鑑賞に堪えうる作品というのは珍しい。

これこそ、サスペンスの傑作、と思います。

中々

　脚本が素晴らしい。

あと伏線や小道具でソゼが誰だか確証を持つのが面白いのに

大多数の「犯人は途中でわかった」とか言ってるやつは
まず間違いなく「なんとなく」や「勘」でしょう。
そんなものは猿でもできるんです。何一つ楽しくない。
その証拠にここのレビューアーで理論的に犯人がソゼとわかったと説明できる奴がいない。

こんなクズ共がウヨウヨいるせいでサスペンスの醍醐味のヒントや伏線の面白さが薄れてしまう。
勘弁してもらいたい

思わず３回繰り返し観てしまったくらい面白い！

　あまり期待しないで観たのですが、
最後まで引き込まれました。
すごく面白いです！
俳優陣もそれぞれ個性があって魅力的。
ストーリーもすごい！
３回繰り返し観てしまいました。
それくらいこの映画には魅力があります。

「カイザーソゼ」とは何者なのか？

　映画は1995年8月16日リリース。題名を直訳すれば『常連の容疑者』となる。この映画のヒットで、監督のブライアン・シンガーは一躍注目を浴び、『X-メン』の監督に抜擢されたらしい。納得。まず、クリストファー・マッカリーの手がけた脚本が素晴らしい(アカデミー脚本賞を受賞)。そしてこの面子、ケヴィン・ポラック、スティーヴン・ボールドウィン、ベニチオ・デル・トロ、ガブリエル・バーン、そしてケヴィン・スペイシーという見るからに曲者を集めた上に、ピーター・グリーンまで持ってきたところが見事。すばらしい選択だ。この辺の役者を選び抜く旨さは『X-メン』でも発揮されているように思う。

そしてやっぱりこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞したケヴィン・スペイシーの曲者ぶりが光っている。「カイザーソゼ」とは何者なのか？という答えを目指してのラスト10分の凄さには眼を見張る。見事に組みたれられた構成にただ唖然。面白い映画の典型のような傑作だ。

近年稀な何度観ても楽しめる作品の一つ

　緻密な設定と伏線を上手く使った巧みな脚本、G･ﾊﾞｰﾝ、B･ﾃﾞﾙ･ﾄﾛ､K･ｽﾍﾟｲｼｰなど的確な役者陣、それを活かした演出と三拍子揃った作品で、一見地味に見える内容も目が離せなくなり、近年稀なもう一度観たくなる作品(何度観ても楽しめる作品)と感じました。

何回見ても面白い。

　ストーリーの構成、伏線の置き方、テンポ、どれをとっても最高。

今は一人で主役を張れる役者（ベニトロやスペイシー）がたくさん出ていて、出演陣もすばらしい。ケヴィン・スペイシーはこの映画が一番の怪演。
他の映画でもパロディー化されるほど、映画史に与える影響も大きい作品。

1回目は「おおー」、2回目は「うーむ」、3回目は「ほぉー」と何回も見たくなります。

見終わった後に、手の平に息を吹きかけてパッと開きたくなります。

最高のサスペンス映画！

　とにかく斬新で、脚本も凄い。2時間近いけど全く退屈しない。
こんなに斬新で、衝撃のラストがある映画なんて最近にはないと思う。
オチを分ってしまっても、それが本当なのかは最後まで分からない。

これこそがサスペンス映画の醍醐味なのにこれ以上の何を求める？
とにかく最高のサスペンス映画なので、予備知識なしで観ることをオススメしますよ。

良いですよ。

　ストーリーの中盤あたりまでは、さほど惹きつけられる
サスペンス感は無い作品ではあるけれど。
勧善懲悪型なサスペンス物が多い中、そうですね、
「カオス」との合わせ観をしてみると面白いかも、です。
画面から、一瞬の眼も離せないって映像的にも
良い作品であると思います。

短時間ながらかなり綺麗に仕上がっていると感心する

　各所で評判の高い映画。タイトルを直訳すると「重要参考人」。
いわゆるネタバレ御法度な映画なので
何の前知識もなく観るのがもっとも楽しめるだろう。

だが、直前に起きた船舶爆破事故と、
６週間前からの主人公５人の流れとが入れ替わりながら進むので
しっかり整理しながら観ていかないと混乱する。

主人公たち５人も唐突に登場するだけに
誰がどんな特徴を持っているかすぐにはつかめきれないが
要するに船舶爆破事故で無傷で生き残った男
（５人のうちの１人で、左半身不随）が
それまでの経緯を刑事に語っていく流れ。

刑事と話しているシーンや病院のシーンは現在で、
それ以外、残り４人の主人公が映っているシーンはすべて回想シーンとなる。
時系列を入れ替えているが、それそのものがトリックに使われているわけではないので
穿った見方をせずに、しっかりと内容を追う方が良い。
ちなみに主人公チーム５人は全員が筋金入りの犯罪者である。

最後まで観終わると、短時間ながらかなり綺麗に仕上がっていると感心するし、
役者の演技も非常に光っていると感じる。
すぐさま２回目を観始めたくなるし、
２回目に観ると冒頭のシーンの印象が大きく違ってくるところも見事。

騙される喜びを楽しめます

　スティングの次に好きな映画です。
ファイトクラブ・ゲーム・ソウなどの「騙されて楽しい」映画の代表作なのではないでしょうか。

ブライアン・シンガー氏にはまたこういった映画を撮って欲しいと思います。

良いでき

　見始めてから、何が起こっているのかを理解するのに、時間がかかります。
しかし、物語が進むにつれて、紐をほどくように映画の中身に吸い込まれていきます。
最後のほうになると、完全に紐は解かれます。その過程がこの映画の醍醐味かと。
ただ２回目みるとなると、全て理解してるので、面白さが減ってしまう。
でも基本的には面白い。１回見た印象はかなり良い。

サスペンス好きの私にとって・・

　ぜひ観たかった映画でした。

とても面白かったです。

でも８年？１０年？くらい前にいろんな人から勧められた映画でしたが、期待しすぎていたせいか、今の時代に見ると大体犯人の予想がつく展開で少しガッカリでした。

考えさせられます

　ケビンスペイシーが際立っていました。テンポも良いし緻密な脚本で非常に良く出来た映画です。途中で展開がすこし見えたかに見えますが、見終わった後でまた考えさせられます。不思議な印象を残す映画です。

ソゼの芸術に天晴れ!

　カバー裏に”犯人は誰だ”みたいな事を書いていたので期待して見ました。
期待してたんですけど、裏にあんな事書かれたらどうしても犯人探しみたいなことを自然としてましたね。
結果、「ん？実はあいつが生きてて”ソゼ”なのか？」それとも「生きてるあいつが”ソゼ”なのか？」と、ラストまでその二択に答えは出ませんでした。（最初は○○者の○○師ってのだけで怪しかったのですが）
観終わった感想としては「そっちか」という比較的騙された感はなかったんですけど、何故か清清しかったです。理由としては”ソゼの知能の高さ””芸術的な一連の流れ””ソゼを演じる俳優の最高の演技”それらが上手く融合して”美しいサスペンス”という印象を受けたからです。
伝わりにくかったかもしれませんが、この映画は犯人が意外な男というオチだけを売りにしているわけではないんだなと思いました。
特に冒頭の二人の男の対話を改めて聞くと、
１人がもう１人に向かって皮肉交じりの言葉を投げかけていたのが最高でした。
実はその言葉に”ソゼ”が誰かの答えがあったとは、その大胆な伏線に脱帽です。

★もっとレビューを見る★