General AAS:14%OFF★箪笥−ユルコロ情報

商品説明

　???ソウル郊外の一軒家に、スミとスヨンという美しい姉妹が長期入院を終えて帰宅。しかし、継母は笑顔で迎えるが、姉スミは彼女を毛嫌いし、スヨンは怯えていた。その夜、実母の悪夢を見たことを発端に、その家で怪奇現象が次々と起こる…。
???ベースは、韓国の古典的怪談『薔薇紅蓮伝』。これを『クワイエット・ファミリー』のキム・ジウン監督が、独創的な映像美を駆使して映画化。美しいがエキセントリックな姉妹、ヒステリックな継母、謎めいた父が、怪奇現象に巻き込まれていく。全編、息もつかせぬ緊張感が漂い、いつ何が飛び出してくるのかわからない恐怖が映画全体を覆っている。「箪笥」を謎のキーワードにしたのもうまく、この中に何が隠されているのか、扉が開け放れたときに何が起こるのかという興味で、ラストまでグイグイひっぱられること必至。後半の斬新なカメラワークも一見の価値あり。（斎藤 香）

メーカー：アミューズソフトエンタテインメント

初めての韓国映画

　最初に観たのはケーブルテレビの映画チャンネルでたまたまやっていたときでした。途中から観たので、さっぱりわからず、もう一度最初から観ました。そうしたら。。。。悲しい。。。。なんだか最後は切なくなってしまいました。そして、父親に｢お前は何にもわかってやれてないんだな。。。｣という怒りにも似た感情。
妄想、幻覚、自責の念に追い詰められていく姉が可哀想で仕方なかった。
自分の気が狂う瞬間を知っている人には痛い映画なんではないでしょうか。。。何度も観るとちょっと精神的に堕ちますが、私は好きです。
単なるホラーだと思っていたので、こういう内容だったんだなってわかったんでよかったです。

あとひきます。

　悲しくて悲しくて、あとひきます。主人公の少女のガラス細工のように純粋でもろい心の中が繊細に表現されていて、すばらしいです。中盤まではわかりやすい展開ではないのですが、見終わったときには、涙が止まりませんでした。ホラーは全然好きではないのに、こんなホラー映画があったなんて・・・。こういう映画を作れる監督はスゴイと思いました。また、音楽がすばらしく、心を鷲づかみにされて、揺さぶられるようです。

屈指の作品

　評判通りの秀作でした。
誤解を恐れずに書けば、姉スミは統合失調症の治療中です。
久しぶりに父と妖気漂う家に戻り、増悪してしまいます。
これが私の解釈ですが、様々な見解があって然るべき映画です。
なお、スミが父に対し近親相愛的な感情を抱いている説には ? です。

主な登場人物は6人だけ、韓国の映画では「寵愛」に次ぐ少なさでしょうか。
しかし、家族の演技がいずれも素晴らく、まるで舞台を観ているような感慨を抱きます。
哀調を帯びた挿入曲も美しく、ラストシーンを盛り上げます。

ひとつだけ疑問なのは、封印された(?)スヨンの部屋でウンジュは何を見たのかということ。
また、あのエピソードは必要なのかも疑問でした。
謎解きを理由にもう一度観ましょう。

大袈裟でなく、韓国の映画史に残る作品だと思います。

評価が分かれるとは思うが・・・

　映画を観た直後は、何がなんだかワケワカメではっきり言ってつまらなかった。
ホラーにしてはショッカーが中途半端だったし、ミステリーも謎が多すぎて１回観ただけでは絶対に分からない。
韓国の古典伝説がモチーフというから、そういう予備知識があれば楽しめるのかな？　なんて思ったり・・・。
しかしその後、この映画に対する評価が私の中で一変してしまった。
自分なりの解釈が30〜40度ほどあったので180度の転換とまではいかないが、どちらかといえば否定的だった私の意見も、今は「賞賛」の方に大きく針が振れている。
宗旨替えした理由は、公式HPのBBSをのぞいて来たからだ。
そこには、私が抱いたのと同じような疑問に対して、小説を読んだ人や自分なりの解釈を加えた人の「謎解き」が書き込んであり、それを見てブッ飛んでしまった！
この映画に予備知識が必要だなんていうのは愚かしくも陳腐な勘違いで、大変よく練られた脚本と、「1回観たぐらいで判ってもらっちゃ困る」という製作者の意図が込められた演出こそが、この映画の真髄だったのである。
直接には描かれていない背景がこの映画の奥にとうとうと横たわっており、その背景を知ることでこの映画の持つ「物悲しさ」がいっそう増幅される。「号泣ホラー」といわれるゆえんが、その奥深さを知ることではじめてわかることになる。
「謎解き」を読んでもう1度、2度と観てみたいと思ったし、小説もぜひ読んでみたい。
描かれていない背景をシーンとシーンの行間に感じながら観ることで、この映画の言わんとするテーマが鮮やかに浮かび上がってくるに違いない。
そういう意味でこの作品は、われわれ観客に「2001年宇宙の旅」と同レベルの高度な挑戦を仕掛けている、といっても過言ではないと思う。
スピルバーグが史上最高額でリメイク権を得たということに、最初は「それだけの価値があるのか？」と懐疑的だったが、今はその意図がよくわかる。
ハリウッド版も大いに楽しみにしたい。

予想をはるかに上回る傑作。

　ホラーは好きなジャンルでなくほとんど観たことがありませんが、いま韓国で最もホットな女優のひとり、イム・スジョンの主演作ということで観てみました。当時女優としては新人同然でオーディションに勝ち抜いて主役の座を射止めた彼女でしたが、この映画の中でまさに中心的な役割を果たしています。

この映画、一度観ただけではわかりません。わかったひとがいればマジ尊敬します（笑）。そういう意味ではDVDを購入して何度も見るのがベスト。

自分の中に憎むべき、許せないところがあると、生きていくのがつらいですね。この映画を観て、そんなことをぼんやり考えました。

個人的には韓国映画というと恋愛モノや南北モノに強いという印象でしたが、こういう映画もつくれるのか！と見直しました。

悲しい物語・・・かな。

　長期入院から帰ってきた姉妹を美しい継母が出迎え、
でも妹は怯え、姉は敵意を剥き出しにします。
そして生活が始まるのですが、怪奇な現象が現れ始め・・・。

怖いというより悲しい物語、という印象でしたね。
勿論、うわっ！という場面もありますが、ストーリー重視感が
あるのでそれはその中の一部分という感じかな。
妹役の子がかわいいですね＾＾演技も上手です♪
特典として、カットされた場面を何故カットしたのか等を
監督が語ってましたが、私としてはこの場面あった方が
いいんじゃない？というのが結構ありました。
謎というか「？」な部分が少なからずあったので。
エンディングでやっと「あー、そうだったのね」でした。
（ネタバレ危険なので詳細はあえて書きませんが）
最後の最後、エンディングの曲がかぶさった場面が
いちばんグッときました。
あと、イメージソングっていうのが公式HPにあって、
それが映画とマッチしてたのでホントそのイメージで
観てたのに、映画自体には使われてなかった・・・(T_T)
ちょっと残念・・・。

むずかし〜！けど納得！

　見始めてから最後までほぼ全く意味が理解出来ませんでした。
見るのをリタイアしたかったけど、途中で何か謎解きの鍵があるかもと我慢して最後まで見続けました。
結局見終わっても意味不明。納得いかずネットで色々検索し、敢えてネタバレ的な書き込みなどを読んでみました。
オチが分かった途端、この映画の面白さ凄さが理解出来、ストーリー的には良く出来ている話なんだと納得しました。
もう一回見直したい気分です。
映像・音楽ともに綺麗でしたが、作りがちょっと懲り過ぎててわかりずらかったのかなーって感じ。
スピルバーグがリメイク権を獲得したとのことですので、あともうちょっとだけ分かりやすく作ってくれることを期待しつつ・・・・。

哀しくも切ない映画

　皆さんの感想にもありますように、とても難解で一度観ただけでは全てを把握することは出来ないと思います。
やはり、カットされたシーンや、コメンタリーを聴きながらもう一度観なおすことが必要かもしれません。
それでも、分からない。
全てを知るには、小説を読まれることをお薦め致します。
特に日本人には、この作品の下地となっている｢薔花紅蓮伝」という韓国の民話があります。
この背景を知ったときにスミだけでなく、ウンジュも哀れに思えてきます。
もし、スミが｢薔花紅蓮伝」という民話を知らなかったら（これは小説でのオリジナル部分ですが）、この映画の悲劇が起きなかったかもしれないと思いました。

とても凝っていて、色々なところに伏線がはられています。
音楽も物悲しくて、怖いホラー映画というよりも、観ていて哀しく切なくなる映画です。

音楽もなかなか

　序盤の明るい映像とは打って変わって、家の中ではとても暗い映像になります。
しかし、その中に凝ったカメラワークやじりじりと伝わる恐怖がありました。
静寂の中、急に大きな音はベタですがとても驚きます。

姉と妹の継母への異常なまでの執着心。
次第にヒステリックになってゆく継母。
それに全く気付かない姉妹の実の父親。
巧妙な伏線が各所にはられています。
それを見つけると更に作品としての評価が上がる気がします。

ラストには切ない展開で驚きます。
純粋に「恐怖」を求めると違うのですが、こういうものもよいのではないかと思いました。

ただ、初見で全ての謎を解くのは難しいと思われます。
一応謎解きの為の「姉妹」という本が出版されているようですが･･･。
2度見ると大体の謎は全て分かると思います。

難解なミステリーホラー

　箪笥というと引き出しのついたあれを連想すると思いますが、この映画の箪笥は洋服ダンスのようなもの。またその用途は押し入れに近いと思います。親に叱られて押し入れに入れられた経験は子供の頃誰にでもあるのでは。「押し入れだけは勘弁して〜(同じ年代の方にはわかって頂けると思います、笑)」。もっとも悲劇の根源として、押し入れと取り替えることはできませんが。

女性ならではのヒステリックなシーンが緊迫感を生み、何度もドキッとさせられる緊張感のあるホラーです。ホラーは本来理屈に合わないものを題材にしているので、あまりやかましくストーリーを云々するのもホラーの楽しみからズレている気もしますが、ミステリー(?)の部分が非常に難解です。

手がかりは全編にちりばめられているのですが、それだけで真相にたどり着くにはチョット遠いです。私は特典ディスクの監督の解説などでやっとストーリーが理解できました。本編だけで真相が理解できる人は、この映画を作った人たちとかなりベクトルが近いのではないでしょうか。ちなみに作品名を書くとわかってしまうので書きませんが同じ題材の作品はいくつもあります。

特典にヒント映像がありますが、最初にそれだけ観て謎解きに挑戦するのもいいかもしれません(ヒント映像だけでネタがわかってしまうかもしれませんが、それは非常に想像力のある人だと思います)。

ホラーというジャンルで括られるのは、もったいない映画

　「箪笥」はスピルバーグが史上最高額で
リメイク権を獲得した話題のホラー作品。

映画のベースは、韓国の古典的怪談「薔薇紅蓮伝」。

映像は全体的に暗いですが、
芸術的な綺麗さ？がある印象を受けました。

訳もわからずお化けや怪物が出てきて、映像や音楽で単純に怖がらす
安っぽいホラー映画とは違い、
ストーリーや仕掛けもよくできていると思いました。

ホラーというよりも、悲しい家族の物語だと思います。

よく見ていればヒントのようなシーンも多くありますが、
私はあまり気にせず見てしまいました。
２回見ると納得しながら見られる映画だと思います。

スミ役のイム・スジョンさんは、
１９８０年生まれということなので、今年で２５歳。
この映画に主演したときも、２０歳を過ぎていた
ことを考えると、実年齢よりも幼い印象を受けますね。
今後は主演作も増えると思うので、楽しみな女優ですね。

ウンジュ役のヨム・ジョンアさんは、
美人ですが冷たい感じのする女優ですね。
クールビューティー？っていうのかな。
そういう役ばかり見ているので、余計にそう感じるのかな。

悲しいストーリーを感じ取って下さい

　この映画は特殊です。ホラー？なのかな。それっぽい場面もありますが、センスあふれる悲しいミステリーかと思います。
この映画は見ただけでは詳しいことは絶対にわかりません！何故なら細かいストーリーは意図的にはぶかれているのです。
原因やいきさつは見せないけど、結果だけを強烈に見せてくれる。
つまり視聴者は物語のイメージだけを与えられるのです。
そのイメージからだいたいのストーリーは想像できる。そしてそれはとっても悲しい。主人公スミがとっても悲しい。

この映画の謎解き本である「姉妹-two sisters」を映画を見た後読むことをお勧めします。
そちらは時間軸にそって詳細に書かれているので「箪笥」の謎の全てがわかります。
そして全てが分かったとき、この映画がすばらしい出来だった事がわかりました。
だって想像していたストーリーとほぼ同じだったから。イメージだけでここまで視聴者にストーリーを想像させているセンスに脱帽です。
でも無理にホラーにする必要はなかったんじゃないかという残念さをこめて星４つです。

純粋なホラーとは違うのだろうけど

　まずただ圧倒的な恐怖を感じる為のホラーを期待している人には
少々、物足りない部分があるかも知れませんが
評価の通り、私にとってはかなりの秀逸な作品だと思います。
どちらかというと、話しの内容や人物関係を吟味し紐解いていく
といったようなサスペンス的なモノに近いのでは・・・。
個人的にはそれほど難解な推理力を要するとも思いませんが。

アジアンホラー特有の奇怪なミステリー色は
静寂な恐怖と供に色濃くでていると思います。
その反面、分かりやすいホラーシーンは
全ておまけ程度と言っても良いと思います。
決して豪快なホラーではありませんから。

そして結末を全て理解して見終えることができたのならば
悲壮感の中に、ある種の恐怖を感じることができるのでは・・・。
当初、単なるホラーのように、絶対的な恐怖を期待していた
自分としては少々裏切られた感は残るのですが
こういう裏切られ方ならば大歓迎といったところです。

悲しい・・・・・・。。。

　　なんともまあ、よくここまでせつない話を思いつくものです。見ているのが段々つらくなる場面が多いので、精神的にかなり滅入ります。
　ホラーという括りがされているみたいなのですが、怖いというより、やっぱりせつなく悲しい、家族の悲劇(姉妹だけでなく、登場人物がみな可愛そう・・)でしょう。
　脚本、つくりなどはかなり完成度高いです。ラストのあのカットでほとんどの疑問に答えるという作りも見事。韓国映画の高レベルをはっきり示す作品となっています。
　それゆえ残念な点も。まずホラーというのを意識しすぎ、あまり必要でないと思われる恐怖シーンの出来がちょっと難あり。やたら効果音を使って怖さをあおるのは、静なる作品としての雰囲気ぶち壊し。さらに恐怖シーンはどう見ても、日本ホラー映画の影響を受けすぎ。そんな小細工など必要ないほど良くできたストーリーなのだから、小細工抜きで正攻法で作ったほうが良いと思いました。なのでその点で−☆１といったところ。

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