General AAS:復活の日 DTSプレミアムBOX−ユルコロ情報

スゴい日本映画

　こんなにスケールの大きな映画を
日本でもつくれるんですね！

メーカー：パイオニアLDC

角川映画、侮りがたし・・・・。

　　1980年製作の本作。“sars”やインフルエンザの流行で“virus”については
誰もが知るところとなった今・・・“日本沈没”より更にスケールアップし、
“virus”や“核”“人間の本能”を絡めた世界破滅のおはなしです。
勿論、限られた時間の中でのストーリー展開ですので、？な点はある程度仕方ないでしょう。
しかしながら、極限の人間の有り方をここまで、正面から真摯に問いかける作品は
最近の邦画には少ないのも事実です。丁寧に作っているなぁと思いました。

CG処理になれた私などは、この頃の“全編ロケ”映像にとても惹かれます。
「作品」と呼ぶに相応しいです。まず観てみて損はしません。
ラスト・シーンも賛成です。

理不尽

　権力者もしくは組織の長が暴走するのではなく、重職を任されたごく少数の人間によるミスや邪心が全世界を破滅に導くという重い話。
最近でも原発の不祥事が相次いだばかりだが、少数の人間の無謀な行動がどれだけ周りに影響を与えるか、その最悪の事態を描いたのが本作。
被爆国日本が作った本作の中で描かれる核兵器や生物兵器とアメリカ映画のそれらに対する接し方の違い・温度差を感じる。同時に、日本人が持つ独特の感覚を誇りに思う。
広島・長崎原爆投下の日には是非アメリカで放映して貰いたい。といって反戦色が全面に出ている訳ではなく、むしろ人間の葛藤を見事に表現しており本当に様々な角度から楽しめる。
個人的には、病人を正直に申告したソ連の潜水艦が撃沈されたときはショックだった。嘘言えば上陸出来たかもしれないのに。
気になった方は是非御覧頂きたい。

20年は先を行っていた日本映画の大傑作！

　この頃の日本映画って本当に凄いなの一言。
ウィルスで世界が全滅し、残された南極大陸越冬隊だけが生き残る話な訳ですが、90年半ば？に話題になったエボラ出血熱などリチャードプレストンのホットゾーン当たりの20年は先を行っていた小松左京氏の原作に感動。
で、映像は、コンピュータグラフィクスなどまだ少ない時代で、南極の山々や流氷の映像が実写のためかとにかく凄い迫力。ちょっとCG とは一線を画すリアリティで、今までの映画で見慣れた映像とは凄みが違います。とにかくハードなロケを敢行したことが伺える内容。
　
とにかく壮大で時間と労力が惜しまず投入された日本映画の傑作。こういう映画が海外に紹介されると良いですね。
因みに、米ソ冷戦当時を背景としたストーリー付けも出てきて、この辺は時代を伺わせます。

絶対に忘れることのできない深作監督の名作！

　　小学生の頃、テレビで放映されていたのをたまたま観たきり、しかも断片的なシーンを所々記憶していただけなのだが約２０年ぶりにこの作品を観ることができた。断言する。この「復活の日」は、日本の、いや、世界の映画界の誇りであり宝であると！構想、ストーリー、草刈正雄をはじめとする数々の出演者の見事な演技、カメラ、音楽・・・全てがものすごいスケールだ。いわゆる「世紀末もの」でここまで描ききったものは観たことがない。「世界は二度死んだ」・・・どうしようもない絶望と悲しみが全編に漂いながらも、そこに深い人類愛のメッセージが投げかけられているこの作品、僕は一生忘れることはないだろう、絶対に。愚かで弱いのが人間、しかし決して希望を捨てず何度でも前へ進むことができるのもまた人間なのだと改めて思ってしまう。ラストはもう言葉にできないくらいの感動が押し寄せる！本当に壮大な素晴らしい名作だ。

素晴らしい作品

　はっきり言って角川映画には偏見があった。しかし中にはこのような完成度の高い作品もある。子供の頃に見てそれなりに楽しめたが、37歳になった今、あらためて見て、さらに楽しめた。細かい理屈は良いのである。今のハリウッド映画と比べればこの作品の完成度の高さはどうだ…!?安易なリメイクはして欲しくない。1980年のキャスト陣は本当に良い演技をしている。皆ストイックだ。全く日本映画万歳である。

多くの人に見てほしい

　「バトル・ロワイアル」を見ないで、この作品を見ていたら
長崎での事件は起こらなかったのではないでしょうか。

古い映画なのに・・・・

　どちらかというと、公開してから、もう大分経っているはずの
映画、しかも邦画なのに・・・すごい映画です♪

世界を瞬く間に滅亡させるという細菌兵器が盗まれ、
盗んだ一味が事故に遭い、結果、細菌が世界に広がっていきます。
恐ろしいほど速いペースでひろまっていく細菌の恐怖に、
世界はなす術もなく滅んでいくのですが、
零下の地域では細菌も感染力がなくなるということで、
南極の基地（各国の）だけは難を逃れます。
世界で唯一生き残ってしまう、各国南極基地の人々の運命は・・・。

私は個人的に、邦画はほとんど見ないのですが、
この当時の角川映画だけは、そこそこ見ていました。

この映画自体、見たのはわりと最近なのですが、
こんな時代に、今では考えられないスケールの、
しかもＳＦ映画を、日本で作っていたのかと思うと、
今さらながら驚かされます。

資金も時間も膨大なほどかけられて作られた、この作品、
それに見合った、いえ、それ以上の内容だと思っています♪

逆に今、時勢に合ったメッセージ性も持ち合わせているので
色々な意味で楽しめる映画だと思います。

どちらかというと長丁場な映画ですが、
感動のラストをどうしても見たいので、
ついつい、一気に見てしまう映画でもあります(^_^；)

テーマソングが、また泣けます(T_T)

傑作　武士道

　草刈が決死行前夜に、ジョージ・ケネディ　の部屋で発見する書物。
武士道、この作品の心意気を感じさせる一瞬。

小松左京原作の先見性は、今日、更なる年輪の輝きを発揮する。
ウィルスと核ミサイルと狂気の指導者。

人類の英知と勇気への賛歌。
草刈の演技は渋く輝く。
抑えた演出は、引き込まれる、リアリティを熟成させる。
ラストの感動は、お見事。

滅亡の危機に、人類がとった選択は？

　　１９８２年、恐るべきウィルスが各国に蔓延し、世界は死滅した。日本の昭和基地をはじめ、アメリカ、イギリス、フランスなどの南極観測基地の８６３名を残して。冷戦構造が激化するなか、人類は文化やイデオロギーの壁を超え、また、ウィルスを克服し生き残ることができるのであろうか？
　

　人類存亡の危機を描いたパニック・サスペンス。「どんなことにだって終わりはある。どんな終わり方をするかだ」「Ｌｉｆｅ ｉｓ ｗｏｎｄｅｒｆｕｌ」などの骨太の脚本は人生や生き方に鋭く迫る。ジャニス・イアンが唄うメインテーマ『ユー・アー・ラブ』は深く染み入る。最近のＣＧやＶＦＸを駆使した作品に対し、本作は決して見劣りすることのない名作だ。原作は同名小説(６４年)の小松左京。監督は深作欣二。キャストは草刈正雄、オリビア・ハッセー、千葉真一、緒形拳、夏八木勲、渡瀬恒彦、森田健作、永島敏行、多岐川裕美、当時著名な海外俳優。ベテラン俳優たちの若き日も見どころの１つ。

あの感動を再び！

　「必ずしもまともな人間がトップに立つとは限らない」
細菌兵器開発により、人類が滅亡の危機にさらされるサイエンスフィクション。
国内外のスターが共演した１９８０年公開の映画だけど、今見ても新鮮で十分面白い！
ジャニス・イアンが歌う主題歌ユー・アー・ラヴも大ヒット！
まだ見てない人は必見！
当時見た人も再度見てみて！
日本もこんな映画作れるんですね(感！)

洋画に勝てる一本です！！

　劇場公開されたのは私が中学２年生の時でした。父親に頼んで映画館に連れて行ってもらい、片手に文庫本のシナリオを手にしていたのが懐かしいです。この映画の壮大さと、すばらしいシナリオには年数が経っても、衰えることはないと思います。数十年前に買ったビデオも古くなったので、DVDが発売されてうれしいです。星5つでは足りませんね！

いまだ色褪せない名作！

　　この映画を見たのは大学時代ですから、もう２０年近く経ちますね。このたびＤＶＤになったということで衝動買いしてしまいましたが、後悔はしませんね。
　人間の愚かさを核戦争という舞台に乗せ、その舞台で踊らされる人間像を鋭く描いた作品。極寒の南極で、子孫繁栄のために彼らがとった選択が正しいかどうかは議論を避けるが、これは将来起こりうる最悪のシナリオと考える人も多いのではないだろうか。
　草刈正雄が南米の教会で死体と語るシーンは、この映画の圧巻だろう。実際映画館で観たときも、あの部分の観客の異様な沈黙がいまだに忘れられない。そして何よりも、この映画にやらせがないことだ。当然といえば当然だが、演出者の形相がすざまじい。その迫真の演技に脱帽である。

　しかし、今生きている我々は、本当に「人生はいいものだ」と言えるだろうか。本当の「いい人生」はどこにあるのか。先に「舞台」と書いたが、人生のシナリオをここまでコケにされていいのかって憤りを感じる。だからこそ平和が大切であるっていうことですね。それを、何のイヤミも感じさせず、直線話法でぐいぐいと惹きつけてくるところがすごい映画。素晴らしいの一言。
　

いろんな意味でリアリティのある映画

　まず２５年も前にこの映画が作られたことに驚きました。しかも日本で。ハリウッドもそうですが、今のＣＧだらけの映画は、この映画の本物の迫力にはまったくかないませんね。

原作が書かれたのは私が生まれたころなのですが、今でも色あせるどころか却って現実味を帯びている話です・・・アルマゲドンやディープインパクトよりも実際に起こりうるストーリーだと思います。
この作品こそリメイクして欲しい。ＣＧという安易な技術に頼らずに、映像に携わる方々の純粋な技術によって現代に鮮明によみがえらせて欲しいです。

日本映画の底力。

　米国映画と日本映画では、新聞に例えれば「全国紙」と「地方紙」の格差があった。この溝を埋めるべく、巨匠、深作欣二監督が当時の日本映画に警笛を鳴らすべく、映画化不可能とされていた小松左京氏の小説を見事に映画化。チリ・カナダ両海軍から潜水艦をチャーターしたり、キャストとして「ライフルマン」で有名なチャック・コナーズや、オリビア・ハッセーなどのハリウッドスターを多数投入するなどの妥協無き制作スタンス。世界初の南極ロケという冒険もあいまって、人類の持つ共通の矛盾を見事に描ききった。原作者をも唸らせたこの作品は、深作監督の「今後の日本映画への危機感」なくしては完成し得なかっただろう。このエネルギーを現代映画が反映しているかどうかは個人の価値観にもよるが、観客を無言とさせる問題作であり、私が唯一認める「国境を越えた映画」でもある。

角川映画の絶頂期

　ＣＧ全盛の現在では、この映画に太刀打ちできるリアリティは出せないでしょうね〜。なにしろ「ザバーッ！！」と本物の潜水艦が浮上してくる日本映画なんて、想像できますか?
小松左京氏のがっしりした原作を映像エンターテイメントに昇華させた故深作監督の手腕と、ダイナミックかつ繊細、緻密な映像を生み出した木村大作カメラマン。そして当時、きら星のごとく輝いていた日本の俳優陣の熱演。海外の出演者も頑張っていました。この映画は20年以上たっても色あせる事はありませんでした。
現在の退屈な邦画にお嘆きの貴兄にお奨めいたします。是非ご覧下さい。アメリカの地下軍事施設のモニターにタッチチャンネルがついてるのはご愛嬌。セスナの模型がちゃっちいのもご愛嬌。

熱い意気込みが伝わって来る映画だった

　邦画とは思えないほどのスケール感。
ダイナミックで、とても面白かった。

緊迫感ある展開にドキドキした。
パワフルで勢いがありました！！

冷静な判断力を無くした多岐川裕美、
吹雪の中に消えて行く渡瀬恒彦。

５歳の子供ですら死を選択せざる
えないほどの狂気が恐ろしい！

数少ない女性の問題は考えさせられたし、
細菌の恐怖がジワッと伝わってきた。

今の日本映画からは感じられない
熱い意気込みの伝わって来る映画だった。

贅沢なつくりの映画で最後まで楽しめました

　　贅沢なつくりの映画で最後まで楽しめました。
　草刈正雄がこちらの先入観以上に演技がうまかったのと、英語のシーンが他の多くの和製映画に比べて相対的にまともだったこと、そして、美麗な音楽の功績が大きいです。
　ウイルスでもし、人類が絶滅の危機に瀕するとしたら、どんな段階を踏んでいくだろうというのを丁寧にシミュレートしていきます。
　ウイルスの漏洩、医者の奮闘と敗北、住民のパニック、自治の崩壊、精神世界への逃避。リアルです。
　そして、生き残ってしまった南極の人々のドラマ。
　男女比が８００対７という状況で、種の生存のため、一対一の男女の関係は放棄されます。これをまじめに描き切ったのは見事です。
　娯楽映画にありがちな興味本位な描写ではなく、真面目なアプローチでした。いわゆるベッドシーンはないですが、男女共に心中を思いやると、つらくなります。全ての男性を受け入れねばならない女性。そして、愛する女性を独占できない草刈正雄。しかし、それゆえにプラトニックな部分で主役とヒロインは結ばれていきます。
　ラスト近く…ウイルスで崩壊した人類社会が、地震によって核ミサイルが起動することで危機に瀕し、南極で寒さによってウイルスから逃れていた人々も地球を守り、生き抜くために「たった二人の決死隊」を組織して、核ミサイル発射スイッチの解除に赴かせます。
　果たしてその結末は！？
　これから観る人もいると思うのでそれは伏せましょう。
　潜水艦のアクションシーンとか、南極の美しさとか、ビジュアル的にも１０分ごとに見せ場があります。
　難しい映画じゃないし、楽しめるし、考えさせてくれます。
（細かいことはつっこまないように^^。その方が楽しめます。）
　サントラは、どこかで再販してたらぜひゲットしたいです。

復活・「復活の日 」の日

　　ひさしぶりに観たが、

・草刈正雄がただの色男でないことが分かった。

・オリビア・ハッセーは、

２０年前は美人だとおもったが、やせすぎだ。

・原作は、科学的知見にもとづいた考証がしっかりしているが、

映画では、そのへんが割愛されていて、ただのＳＦパニック、

そこがやや不満（しかし、これは映像メディアと活字メディアの性格による

もので、半分仕方がない。ただ…この続きは、最後のオチで）。

・８０年代までは、こうした終末−ジエノサイト世界観がＳＦ界を

席巻していて、けっこう面白く読めたり観たりしたが、最近は

面白がるよりズーんと重々しい気分を引きずってしまいがちになる。

やっぱ、年とったということか？

・７０年代、核ミサイルの脅威は今よりけっこう現実的だった。

例の「ナントカの大予言」という映画もあったくらいだが、

これはそれと比べて救いがあるだけはるかにマシ。

・特に、終盤の「吉住南米行」シーンは、映画独自の脚色で、

ある意味原作をしのいでいる。ネタバレはご法度なので、くわしくはいえないが、

その他、主人公を待つ女性は、原作と映画ではまったくちがう。ワタシ的には、

映画は感動するが、原作は泣ける。絶対泣ける。ほら、おもいだしても、

こう、涙がっ、って、見えるわけないか。興味のある人は、

是非とも映画と原作を両方堪能して欲しい。

・しかし、解説で「ＭＭ８８菌」というのはいただけない。

ウィルスは細菌ではありません（笑）。「ゴジラ」でジュラ紀を

「今から２００万年前」とやらかしたのと同様のポカ。惜しい。実に惜しい。

で、星４つ。

これだけの作品の知名度が低いのが謎

　正直この作品の事は全く知らず、見てビックリ。なぜ語り継がれないのでしょうか（色んな意味で）。
とにかく金かかってます。とても邦画の勢いじゃありません。先入観無しで見ると、製作会社、原作者の姿がすぐ見えてきます。この二者のファンの方はあっさり引き込まれることでしょう。

出演者は実力者揃いで安心して見れます。ストーリーはかなり大胆ですがエンターテイメントとしては常道で、納得はできるでしょう。あとはストーリーを追って行けます。テーマが散ってしまってるのが残念ですが、面白いです。もっと多くの人が見ていていいと思うけどなぁ。

再映画化を是非！

　極秘に開発された、極めて毒性の高いヴィルスが盗まれ、事故によりそれが世界中に蔓延して人類（と脊椎生物）は南極の越冬隊たちを残しすべて死滅してしまう。

ヴィルスを盗む命令は、全人類を死滅させる事もできる核兵器の力を自ら駆使したいと願う人間の愚考によるものであった。結局、力を使おうとするものは力によって滅びるということを痛感した。

今、世界では様々な国が核兵器を保有し、更に殺傷能力の高い兵器を開発している。
この映画で描かれている恐怖は現代にも通じるものであり、全く絵空事とは思えない。
是非、今こそ再映画化をして欲しい。

今見れば、納得かな？

　久しぶりに目にとまり、購入してみた。　今から思えば、この映画を境に
角川映画は、衰退の道を、歩み始め、角川アイドル路線に、変更を
余儀なくされた。
ストーリーの評価は、万人によって色々だろうが、ＣＧ全盛の昨今にくらべ
さすがに、本物の迫力は、否めない。
ディーゼル艦とは言え、当時のチリ海軍最新鋭艦だったと、記憶している。
今でも、自衛隊に、親潮級、潜水艦をレンタルしてくれなど、
及びもつかないことだろう、同様に戦国自衛隊の、新作映画も
やはり、自衛隊との折衝に、相当の労力を、傾注したと聞いている。
破天荒な人生を生きた、監督そのもののような映画である。
また、透き通るような、南極の景色と、バックに流れる音楽が、素晴らしい。
撮影の多くは、実は、民家や、ホテルが近くにある、北極圏で、
撮影されたらしいが、南極の景色そのものは、実物であるし、
投入された機材、俳優、資金、どれをとっても、当時は破格の映画だった。
若干の中だるみはあるが、草刈正雄演じる、吉住が、廃墟となった
教会の中、イエスの像に向かい、何もしないなら、そこで、寝ていなさいと
言うセリフの中に、監督の、限りない、人間賛歌を、感じる。
名作？迷作？　
どちらにしても、これほどの日本映画は、もう、出ないだろうと感じる。

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