あたらしい戦略の教科書 |
また,第5章の1の「人を説得するための方法論を知る」で示されている人間の特徴を理解する手法の一つであるCSI(Communication Style Inventory)という「自己主張の強さ」と「感情が表に出るかどうか」の2つの軸で分類された4つのタイプの説明が非常に面白かった。そして,自分の組織内の人たちをこのCSIに当てはめてみると,確かにそのような分類になることが実感でき,さらにそれを理解することで,個々の人たちにどのように対処していけばよいのかが,具体的にイメージできた。これは,私にとって新しい発見であった。 本書は,一般論の域を出ていないかもしれないが,その内容が非常に詳細でわかりやすく,一般論だからこそ多くの人たちに当てはまることがある。組織内部で自分の立場をどのように確立していくかを考えている人には,必要不可欠な本であると言える。 【あたらしい戦略の教科書の商品情報】 メーカー:ディスカヴァー・トゥエンティワン
eanコード:9784887596443ジャンル:book 製品種別:単行本(ソフトカバー) 状態:New 売値:¥ 1,575 中古価格:¥ 1,200 発送状況:通常24時間以内に発送 Amazonを見る Amazonは1500円以上で送料無料!! |
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あたらしい戦略の教科書の商品紹介&感想
ずーっと待ち望んでた著書の2作目、期待を裏切らないすばらしい内容でした。 本文にも書かれておりますが、数ある戦略本から不要なものを取り除いていった結果、残った厳選された内容となっており、素人にも、戦略というものがわかりやすく説明されています。 戦略の本と言われると、非常に難しくなるイメージがあったのですが、著者の文書力、表現力の高さか、非常に理解しやすい内容にまとめられております。
人生、カーナビや羅針盤があるかないかでは全く違った結果になると思うので、この本のように戦略をつかってうまくやっていこうと思いました。 それから、人を説得する際に4つのタイプに分けてアプローチするという方法に納得。最近やっと会社でタイプ別にアプローチを変えられるようになり、それで人間関係がすごく楽になりました 酒井さんの本は本当に読みやすいです ビジネスマンだけでなく、女性もお勧めです。
ところで、これほどの見識と経験をもった著者がまだ30代なのにも驚きです(はじめは、著者略歴を見て年齢を確認したほど)。 新しい時代の若き知性の登場。第3弾が今から楽しみです!!
社の答申書などでは、「組織のかかえる課題は何か?」「会社のかかえる課題は何か?」を考えたり、それに対する解決策を提案したりする機会があります。そういう際に、私は、よく、「課題は○○。もっと戦略的にやらなければならない。」と書きます。でも、これって具体策ではないんですよねー。 ということで、戦略とは何か、自分の頭を整理するために、本書を手にとってみました。 そもそも、戦略とは何なんでしょうか。本書は、シンプルに始まります。 戦略とは、現在地と目的地を結ぶルート 例としてカーナビが挙げられています。 カーナビを用いる際に行うことは、次の3点。 (1)現在地を確認 (2) 目的地の入力 (3) 最適ルートの検索。 ルートをはずれたときにも(ミスを犯した際)修正して新しいルート(戦略)を再検索したり、目的地に近づけば近づくほど、到着時刻の予想が正確になっていくこと。 現在地は常に変化している一方で、目的地は頻繁には変化しない。戦略は、基本的に現在地の変化に応じて変化する。ということです。 優れた戦略を立てるためには、現在地の確認が鍵になる。 「自社にできること」と「顧客が求めること」の重なる部分が、自社のビジネス展開できる「スポット」であり、その中でも「競合にできること」と重ならないスポットが、「スイートスポット」である。 わかりやすくいうと、「自社の強み」という部分に置き換えられるのでしょうか。 顧客が求めること=顧客の不便や不満を解消すること。 という目的はとても明確なのですが、自社にできること、競合にはできないこと、のスイートスポットを探すことは、なかなか容易ではありません。 あたらしいアイデアは、トレードオフを解消させるためにこそ求められる。 私の取り組む仕事も、トレードオフだらけです。 ・革新性を狙えば、不確実性(リスク)が増す。 ・十分魅力があるターゲットを選べば、競合がもう手をつけている。 「ブレイクスルー」とは、それまでトレードオフだと思われていたことを、これまでになかったあたらしいアイデア一発で解消してしまう行為。 アイデア、アイデア、って思っていたけど、「トレードオフ」を解消させるアイデアに絞ればいいんだ! とはいいながら、こういったアイデアを思いつくことは容易ではありません。 ただ、このことに気づいたということが、本書を読んだ最大の収穫でした。
戦略の作成・立案については、一般論はともかく、ミクロな部分について細々と語るのは難しい。 ボトムアップで作れとか、この辺はアイキャッチ狙いっぽいが、小じっかり纏まってる感じ。 個人的には、やはり、第5章の「戦略の実行を成功させる」のところが印象に残る。 前著:課長の教科書でも、その生々しい描写と記号化に感動したのだが、 このシリーズは、こういったレア・ウェットな部分に踏み込んでるのが、非常に良い。 戦略の実行には、多くの人を巻き込み説得・賛同してもらうことが重要なわけだが、 例えば、そのネゴシエーションひとつとっても、 「価値観は人それぞれ」 「その価値観は、一時的な説得により変更せしめることなんて、ほぼ無理ですから」 みたいな、前提の上で、 「説得したいのであれば、相手の価値観に配慮する必要があるのは当然」 なんていう、バッサリ感が、ほんと素敵だと思う。 「戦略を実行するということは、現状を変えること。そして、その変化を受け入れるということは、本質的に、自分の将来の不確実性が高まるということなのだから、誰にとっても怖いものである。」 「そんな人間をエイヤっという気にさせるのは、「現状維持のほうが、戦略を実行するよりもリスクが高く、かつ、変化の先にはまだ希望がある」と認識したときに、ほぼ限られます。」 読者の誰しもが心当たりがあろうシーンだが、自分にもドンピシャで唸った。 そして、最終部分、漱石の『草枕』からの冒頭引用。 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。」 このソリューションとして、著者は「情熱の伝染」をと高らかに歌う。 そして、それには自らの行動や態度で示す:率先垂範が必要条件であり近道はないと宣言する。 ・・・・なんという、当前の結論! が、ちゃんとヒトヒネリしてあるところが、この書の真骨頂でもあろう。 すなわち 「情熱のベースには往々にして正義感が存在する」 「しかし、この正義の旗を高らかに掲げるということは、批判されない安全地帯で、自分だけが目立つことに繋がり」 「結果として、「自らが十分に世間から認められていない」という「不遇感」を埋め合わせるために発露することが多々ある」 「そして、経験のある大人は、他人の掲げる正義なるものに、懐疑的になるのがデフォルトである。」 そしてまた、振り出しに戻るみたいな。 今回もまた、良い刺激を受けることができた。
著者は、MBAホルダーであり経営者でもあるため、 戦略については理論も実務も熟知されておられると思います。 そんな著者が、敢えて「戦略」に関する書籍を書かれた意図は 下記、課題認識にあるようです。 「戦略は、現場に近い各分野の専門家が、戦略立案以前の段階から ボトムアップで、積極的に関わっていくべきものになった」 また、「戦略」は「戦略家」だけのものではないという見解をお持ちであり、 「立案された戦略の”実行プロジェクト”におけるリーダーの視点」で書かれています。 そのため、本書では経営用語(専門用語)等は出てこないので読みやすいです。 一般的に、戦略関連の書籍は「経営戦略」や「事業戦略」等の名称が付いているに対し、 敢えて、「戦略」とだけ定義した点も、ある意味では新しい視点であると感じました。 どうしても、「何戦略なのか?」が気になってしまうのですが、恐らく「何戦略であるのか」 が重要なのではなく、「戦略」そのもののあるべき姿について語られていると感じました。 そういう意味では、本書でも触れられていましたが、例えば「キャリア戦略」を考える際等 にも応用できる発想が身につくのかもしれません。 本書の構成は、下記の「構成」で整理しましたが、流れが非常にシンプルです。 この辺りも、現場の観点を意識されておられる点の1つかもしれません。 「戦略論」については、新しい概念は色々な書籍でも語られていますが、 それを「現場」の観点で分かりやすく表現した点に本書の価値があると思います。 これは、著者が他の戦略関連の書籍を調査・分析された成果でもあると思います。 個人的に、本書の中で最も良かった点は、下記表現でした。 "戦略とは、コミュニケーションを活性化させるための道具である。" 常に、「絵に描いた餅」という比喩が使われる戦略において、「実行」を意識し、 組織と人、及びその関係性に重点を置いた点に共感しました。 実行の章で書かれていた人のタイプ分けと対処法も非常に興味深かったです。 本書は戦略本にあまり縁が無かった人も読める書籍だと思います。 色々と戦略本を読んだことがある方は、他書と比較しながら読むと楽しいです。 ■構成 ・「戦略」という言葉の定義を日常の具体例を通じて説明 −戦略の定義を解説 −戦略の特徴を解説 →戦略とは、「現在地」と「目的地」を結ぶ「ルート」と定義 ・現在地(現状)を把握するための情報収集と分析手法を説明 −未来を正確に予測する方法を解説(未来の手がかりは現在にある) −戦略立案時に意識すべきポイントを解説 −意識すべきポイントに必要な情報と情報の収集方法を解説 −収集情報の分析において意識すべきポイント(7点)を解説 ・目的地(あるべき姿)を決定するための目標設定方法を説明 −目標の定義と必要性を解説 −目標設定時のポイント(5点)を解説 ・戦略の立案方法を説明 −戦略立案の必要性を解説 −戦略立案において意識すべきポイント(3点)を解説 −立案される戦略の構造を解説 −リスク対策の重要性を解説 ・戦略の実行方法を説明 −人を説得するための方法を解説 −トップのコミットメントを得るためのアプローチを解説 −戦略の実行への反対者への対応策を解説 −戦略実行のノウハウを解説 ■コメント 各章の末に、「本章のポイント」として内容が整理されているので 読み進めていく上で、内容を整理する際に役立ちます。 この辺りも、「教科書」というタイトルが意識されているように感じました。
戦略を何のために考えるのか ということが分かります。 社内でのプロジェクトの通し方とか サラリーマンで戦略を実行する上での 実践的な方法まで言及しています。 戦略書を読む前に読む本だといえます。 |
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