一般:5%OFF★中島らも ROCKIN’ FOREVER−ユルコロ情報

なれず者が鳴らす音楽。

　作家で在り、詩人で在り、ジャンル超越した表現そのもので在った故・中島らも。

そんな、らもさんが晩年（と、書かなくてはならないのは辛いけれど）
ようやく長い事やりたがっていたBANDやライブに（再度）辿り着いてくれていた事。

こうして、詩や唄、演奏の音源が残っている、と言う事に素直に感謝を述べたいと思う。

詩人・中原中也が、【詩】を丸ごと体現する生き方を貫く人であった様に、
中島らもと言う人は、【ROCK】の【核】とでも言うべき所を追求する人生を過ごした人だと思う。

何者にも成れない、【なれず者】だからこそ鳴らせる、熱。

名曲【いいんだぜ】には、【イマジン】や【ノー・ウーマン・ノー・クライ】等の名曲に
匹敵する人類規模のラブが込められている！！

らもさん、ありがとう♪

メーカー：白夜書房

ピーは

　音声２で見れば消えます。

いいんだぜ。

　中島らもはこの町に多くの言霊を残した作家だと思う。この詩集とライブDVDは、そんな中島らもの投げかけた直球の言葉だ。多くのエッセイで語り、小説で綴った、らものロックが此処に在る。ファンの方にとっては、PISSのアルバムにも収録されていない曲がたっぷり収録されておりますので、待ちに待った音源かと思います。「いいんだぜ」はシンプルで善い曲です。「WALKIN’ THE PIG」はアングラ的で善いです。詩集も50音順にまとめられているのでDVDで気になる歌詞も索引し易いのが善かったです。この本を読む度、無頼で格好善い男が階段から転がり落ちる姿が目に浮かびます。

見られて、聞けて、読めてよかった！

　啓蒙かねてつ新聞の投稿職人（？）だったころからの
中島らもさんファンだったにも関わらず、
生前その音楽を聴く機会はなかったのでした。
なので、この作品を手にできてとてもうれしいです。

ロックンローラーとしての有無を言わさぬ説得力、
映像から、音から、活字からぐいぐいと伝わってきます。

らもさんファンはもちろん、やわやわした音楽に嫌気がさしてる人にも、ぜひおすすめっす。

御託ですが・・。

　らもさんの生ライブ観たことなかったのが悔やまれます。
改めてすごい人だあと感服しました。
ことばがせまってくるんです。気の抜けたトークに笑っちゃいます。
ノってくる音、音です。声が耳から離れません。ノックアウトです。
ＤＶＤ観た後に詩を読むと、あの声がきこえてくる気がします。
たばこの煙とバーボンの気だるい香りがするみたいです。
この本を酒瓶と共に一番傍にある本棚に並べてみようと思います。
只、今夜は飲みます。

「ロックとは転がり続ける精神構造をいう」

　「ロックとは転がり続ける精神構造をいう」−そのようなことを中島らもは書いていた。くわえ煙草をふかしながらの抑揚のない歌。気まぐれに弾かなかったりするギターの音。バックバンドによる間奏の方に華があるライブで、聴者はいったい何を聴くことができるだろう？

中島らも自身が抱える闇を拭う音。社会を蝕む権力構造に小石を投げる音。生きづらさを抱えた者をありのままに受けとめる音。書くことや演技をすることでは恥ずかしさが拭えなかったが、音に紛れてそのような自身の精神構造を、身体的存在を通してそのまま伝えることを試みていたにちがいない。

2004年10月の追悼ライブではＤＶＤに納められている『いいんだぜ』が映し出された。「そのような意味で歌うのではない」と、歌詞の真意を説明する中島らものＭＣの映像が流れると、「わかってんでぇ」「そんなんわかってるやん」という涙声がフロアの四方八方から聞こえてきた。そして、スクリーンの演奏に続くようにして、出演者全員によるライブ演奏が行われた。

逝去後、追悼する数々の出版物が出版され、それらをひと通り手にとってみたが、このＤＶＤを最も待ち望んでいたことに気づいた。ライブ映像が細やかに撮られていたことに驚きつつ、いっそ編集せずに複数枚でも結構なので、ＭＣも含めたコンプリート版を聴いてみたいと思う。

中島らもが階段でも転がってしまったせいで、もはや、ロックについて語られるすべての言葉がつくりものに聞こえてしまう。

らも！！！

　こんなにロックな人は日本にそんなにいないと思います。
文章の大ファンで、亡くなるまで彼の音楽は知りませんでしたがかなりいいです。
音楽好きな作家がバンドやってるというのではなく、
ロッカーが文章書いたり演劇やったりしてたんだって思いました。
ちょっとほめ過ぎかもしれませんが、なかなか得難い味わいであることは確かです。
村八分とか古いロックのかおりがします。
らもファンには大変おすすめです。ぼくは泣いた。

ロッカー中島らもの姿がここに。。。

　知る人ぞ知るあの名曲「いいんだぜ」に”ピー”の編集って・・・
泣きそうになりながら見ていたのに、マジでずっこけました。
酷い仕打ちだよ。どうしてこんな事をするんだよ。
だったらはじめから、収録するなよ。

ロッキンな人がやってこそフォーエヴァー

　私はらもさんが亡くなる一ヶ月前と三ヶ月前にライブに行った。
これを観て、またライブを思い出していると、らもさんという人がつくづくワン＆オンリーな人と思えてくる。
表現の自由．．．いや、そんなコトバは陳腐に聴こえる。
タイトルにも使われているので「ロック」という言葉でいえば、ロックをやるからロックなのでは無く、ロックな人がやってこそロックはロック足り得るんだろう。

私が行った会場ではちょっとした騒ぎがあった。
ゲスト（町田康）の登場を待ちかねた泥酔客が「中島やめろ！早く町田出せ」と曲の合間に何度も怒鳴っていた。
ついにらもがキレた。
見世物を見るようには笑えなかった。生々しくて殺伐とした場面だった。
その場面がDVD収められていて驚いた。
ここにある歌・唄・詩たちはエンターテイメントと呼ぶには余りにリアルで、馬鹿げていて高尚だ。

"The Piss"って・・・

　中島らものThe Pissは、このメンバーから始まったんだ。
Vo/LeadG：中島らも
KB：鈴木　総（ex.EP-4）
BassG：角谷（ex.腐ってゆくテレパシーズ）
SideG：アカベー（ex.Laughin’ Nose）
Dr：中島らもと鈴木　総の友人
この当時、兵庫県某所にてレコーディングされた「オケ」のみ、一時期新宿のディスクユニオンにて流れていた。
結局このメンバーでは、あまりにも過激に過ぎたため日の目を見ないうちに自然消滅した。
当時の驚異の変態Rok’n Roll Band "THE PISS"に比べりゃ、その後のThe Pissは・・・なんか普通で大したことないねぇ・・・と思ったりしている。

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