読みもの:No.1理論―「できる自分」「強気の自分」「幸せな自分」 (知的生きかた文庫)−ユルコロ情報

現代にマッチする!

　ナンバーワン理論の再編集版、現代風にアレンジされていて、マッチしていてすごかった!最高の良書でした。

メーカー：三笠書房

低めの球を打て！

　「高めに手を出すな」と言われるとついつい手が出てしまい、三振する。だからあえて「低めの球を打て！」と言えば、低めを打つようになる。

これは、すばらしい考え方だと思います。言葉は言霊（ことだま）というように、言ったことは、心理に必ず影響します。
著書の経営する「株式会社サンリ」のトレーナーの方が、駒大苫小牧野球部を指導していたそうですが、甲子園での大活躍を見れば、その成果がどれだけあるかということがよくわかります。
スポーツで成功したい人や、指導者の方には是非読んでいただきたい一冊です。

No.1＝Only 1

　　テーマに刺激を受けて手に取り、パラパラ捲って費用対効果を計算し、得をすると判断したので購入した。幾つかの事例を挙げてＮｏ．１理論の素晴らしさを紹介しているが、個人的には駒大苫小牧の野球部がこの理論の薫陶を受けたことに驚いた。
　本書の序盤からチラホラと駒大苫小牧の事例を取り上げているが、３年連続で決勝へ進出した快挙に狂喜乱舞した私のような人間にとっては、目から鱗が落ちるようなことが書かれている。
　一見すると、当たり前のことが書かれているように思える。しかし、幾つかの点で特筆すべき箇所がある。図表を拾い読みしながら説明書きの箇所を読めば、この本が５３３円＋消費税という価格からは想像出来ないような効果が得られるだろう。
　そして、読んだ人の人生がマイナスからプラスに、プラスから＋αに進化するだろう。

イメージ

　イメージすることのすばらしさ、
人間の持つ潜在能力のすごさなどが、
理論的かつ、実践的に書かれている。
確かに、いきなり明日からというのは難しいが、
実践すると確実に成果が上がることなので、
ぜひ実行したいものである。
学生の方なども読むと、モチベーションアップにつながると思う。

西田先生最高！

　前作より、情報が新しかったので理解がしやすかった。

西田先生のセミナーにも参加させていただいておりますが
こんなに素晴らしい人生の先輩が、今の日本にまだいらっしゃるのか！？と思った。

勝手ながら、私の重要なメンターのお一人にさせていただいてます。

プラス思考の限界

　確かに良書だと思いますが、同時にプラス思考の限界を感じてしまいました。100%信じれば何事も実現する、ということですが、それは微妙に違います。私の経験から言えば、100%実現すると信じれば、まずたいてい失敗します。なぜなら、100%信じてしまうと危機感が薄れ、リスク管理が全くできなくなるからです。それに反して、失敗のリスクを徹底的に考えながら実行したことは、たいてい成功しています。確かに良書なのですが、何事も盲信することは禁物です。

イメトレ

　さすがに実績のある著者なので、理論も理にかなっている。

実践にもかなり応用が利くし、内容もわかりやすくかかれており、
大人が読むのはもちろんのこと、高校生なども読んでみると、
モチベーションを向上させ、勉強や部活に活かせるのではないか。

実行あるのみ

　考えはすべて肯定文に直し、否定文が出てきたら、それを上回る肯定文で脳をウキウキワクワク状態に常にできるようにする。「やりたい」ではできない、「できる」「やる」と考えなければいけないなど、自分の気持ちを常に前向きな言葉、思いに変え、行動することが大切であるという内容の本。しかし、現実、生活で意識しながら実行するのが難しい。

面白かったです

　「心のトレーニング」によって、「理想の自分」を実現する能力開発法を説いた本です。
心の中に成功のイメージをもち、取り組めば、思い描いた希望をかなえることができるということが、スポーツ選手などの実例の紹介とともに説かれています。

確かに、落ち込んだり弱気になっているときは、自分で自分の能力を見限り、自分の行動を制限してしまいがちです。
逆に、持っている条件は同じでも、のびのびとふるまえ、目標にチャレンジし、達成できるときがあります。そのときは、意識していなくても、自分に対して「大丈夫」と思っているときだと思います。

私の場合は前者の状態のときに本書を読みましたが、本書で紹介されている実例を自分自身の経験にも置き換えてみて、物事を前向きにとらえることのよさが実感としてよくわかりました。

特に、成功したいなら「成功"できる"」というイメージを持つことが大切で、「成功"したい"」は、「したいができるかわからない」と半分あきらめているのと同じだという指摘に納得しました。

また、成功するにはツキが大切で、そのツキも自分の考え方次第というのも、読者を納得させ、励ましてくれると思います。

そういえば、昔「脳内革命」というベストセラーがあったなあ

　書かれていることは、いちいち、納得なのです。

目標を明確に設定し、プラス思考で、思考・明確なイメージ（空想とは
違う）・感情を制御し、潜在意識を制御し、成功を信じ、イメージ
トレーニングを欠かさず、自信を持って、運命を信じ・・ってな感じ
で脳内ホルモンを出していけば、必ず成功し、夢はかなう。

というのですが、ここまで、「あなたの人生は脳内がすべてつかさどっている」
という口調で、人脈や職種や仕事や時代など外部環境をないがしろな
観点で、成功しますよ、思いが強ければ、コトはかなう式な話を展開
されると、だんだん、困惑してきます。

しかし、本書の真髄は、「最後に」で説明されている、「環境変革型」
「環境改善型」「環境順応型」「環境逃避型」「環境破壊型」で人間の
成功法則を分類している箇所。ここは、初めて聞く話ですし、大変興味深い。

でも、本書全体どこをとっても、説明はよく理解でき、その仮定や事実は
納得できるものが多いのですが、潜在意識や過去の記憶の縛りなどを
自分で制御できるまでになるには、至難の業。「これからなのだ！」という
自己暗示勇気付けも、そう思いながら、年齢を重ねてしまうということに
ならなければいいのですが。って、こういうマイナス思考もいけませんよね。

言うは易し、では「思う」は・・・？

　著者は、有名スポーツ選手、受験生、経営者をご指導されており、その経験に基づいた豊富な事例で、成功する人達がどのように考えているのかがよく分かります。「成功したい」と思うんでなく、「成功した」状態をイメージし、脳をウキウキワクワク状態に持っていけば、はたから見れば大変な苦労も楽しくできる。なぜなら、その苦労は、成功までのプロセスにすぎないのだから。なるほど、もっともな話です。
しかし、潜在意識レベルで暗示をかけるのは、やはり、なかなか「凡人」には難しそうです。なぜ、難しいのでしょうか。その一つの理由には、「世間」との関わりがあるでしょう。自分の脳内の範囲にとどまらず、このような考えを他者に知られてしまっては、傲慢な人間と思われるのではないか。このように、人の目をどうしても気にしてしまう人には、この本に書かれている通りに「思う」ことも気恥ずかしく感じられるのです。
少なくともこの本を読んだだけで、成功した自分になるのは難しく、ある程度のトレーニングが必要な気がします。

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