ペーパーバック:情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」−ユルコロ情報

楽に習慣化！「何でもここにある」という安心感。

　まずはじめに・・・
　情報を管理するにあたって、【アイディアの一つ】を提案している本です。すべての人に当てはまる【完璧な情報管理術】を提供する魔法の本でないことだけは確かです(笑)。

共感したところ・・・
　・何でもここに書いて一元化する
　　　（「どこだっけ？」ではなく、「何でもここにある」という安心感。もう参照しないと思われる情報をさっさと捨ててしまうのは一見、合理的だが危険も伴う）
　・時系列を守るだけのシンプル管理法
　・但し、日常的に使うリストは巻末から逆順に
　　　（観たい映画、読みたい本、聞きたいＣＤ、欲しい物など）
　・楽に習慣化
　　　（可能な限りハードルを下げておき、コストをかけず単純なシステムで情報管理）
　・オン・オフで手帳を分けない
　・とにかく１冊の手帳にジャンルを問わずまとめておく
　・写真や映画の半券を「貼る」という発想

　日々、感じたことや、知り得た情報、閃いたアイディア、買い物メモや欲しいものリストなど、仕事のことから日常的な細々としたものまで幅広くカスタマイズできますが、現時点でそこそこ情報管理が出来ているバリバリのビジネスマンよりは、むしろ、専業主婦やパートタイムで働いている人など、隙間時間の作れる人が、日々の雑多なメモを漠然と「収集管理」するのに丁度いいかなと思います。

　誰しもが思いつきそうな発想を、教えたがり（？）の著者が、工夫のためのヒントを１冊の本にまとめた物とでもいいましょうか・・・。ポストイットの活用などは、かなり昔から私自身実践していました。当時はその閃きに、「私って凄い！」なんて思ったりしてました（笑）。そういうアイディアのバッティングに共感しつつ、便利な文房具の紹介などに関心しつつ、楽しく読み進められました。

　通常、すでに実践していることや知り得ている情報に対して本文中でウンチクを述べられると「チッ!!」と舌打ちしたくなるものですが、この著者の人柄なのか、熱意のあまりＡ６ノートに固執しすぎるあたりが空回りしていて、私的には面白かったです。

　とにかく、「この通りにやりなさい！」という押し付けがましさがなく、何より楽しそうだったので、読み途中にもかかわらず実践してみることにしました。

メーカー：ナナ・コーポレート・コミュニケーション

まだ2週間ほどですが

　装丁に一目ぼれして手にとりました。
確かに分類すると、どこに書けばいいか、どこに書いたか。
せっかくの情報がどこにあるのか、わからなくなる。
一冊のノート。A6の大学ノートというのがすごい。

すでにノートの厚みがすごい。
早くもできてる感を味わっています。

楽しすぎる！！！

オススメですよ！！！

ノートを作れとよく言われた

　２０年ほど前、特許または論文を申請する証拠と論拠のために、研究日誌をつけないと言われたことがあります。最近６０歳の方が、人と話をするときに、一生懸命ノートに記録をつけているのを目撃しました。その方は、翌日になると、自分が説明したことを、あたかも自分が発明したかのように説明するので驚いてしまいました。また、翌月には、私に対して、あたかも自分が考えたかのように話しをされるので唖然としました。
１冊のノートにまとめることの重要さを表す事例として、大切に記録に留めておきたいと思っています。
著者は若いのに、早いうちからよいことに気がつかれたものだと感心しています。

開き直った

　私も自分なりの情報管理術をずっと試行錯誤してきた。ノートを何冊も使ったり、システム手帳を持ち歩いたり。。。結局、ジーンズのポケットに入れて持ち歩け、必要な情報は網羅できるものとして、A6よりやや小さめの手帳を使うところに落ち着いた。手帳にタグを付け、項目ごとに分類した。しかも背表紙の所に手帳用のシャープを差し込めるものにしたので、筆記具を忘れることもなく重宝していた。さらに、ホッチキスでポケットを作り、そこにメモを取るための紙片を入れた。メモはトレーディングカードサイズして用が済んだら、ポケット付きのA4ホルダーに移し30穴ファイルに保管した。これでそれなりに満足していたが、各項目のページ数が少ないので、字が小さくなる上、書き込む内容を取捨選択しなければならなかった。結局、紙片に書き込むことが多く、もう少し改良が必要と考えていた。そうしたときに、本書と出会った。私と発想が似ている部分（気軽に持ち歩ける、１冊に情報をまとめる、ポケットを自作する等）が共感できたし、何より、時系列で分類もせず書き込んでいくというところが気に入った。私もこれまでにそれを考えないこともなかったが、訳が分からなくなりそうで踏み切ることが出来なかった。しかし、この本と出会って開き直ることが出来た。手帳よりA6の方がスペースが広く、書き込みやすいし見易い。厚さもない。ノートが一杯になったら、新たなノートにすればよい。単純だが、人はすぐに系統的に整理したがる癖があるので、これがなかなか踏ん切りが付かないのである。踏ん切ってしまえば、何と気楽な世界が待っていることか。その上、情報は漏らすことなく紙に残っているのである。紙好きの私としては安心であるし、その分、新たなアイデアを頭の中に入れる余裕も出てくる。しばらくは私の方法をいくらか残しつつ本書の方法を続けていくつもりである。

一元管理は基本です

　１冊のノートに何でもかんでも書いてしまおう！　という内容です。
メモ、日記は自分だけが分かればよいもの。
そうであるなら、一元管理は一番管理しやすい状態となります。

そして、安価なA6ノートの大量購入、大量使用は、よくできたシステムだと思います。
この内容を把握して、自分なりのノートを作ることができるかもしれません。

本当に為になりました。

やり方ではなく、考え方を学ぶ本です。

　この本のいいところは、
この著者にとって第一冊目の本だということ。
それゆえ、アイデアの出し惜しみせずに、
全力でもって荒削りなお話をしてくれています。

お話の筋立ては非常にまとまりが悪いですが、
それを補って余りある若い熱意が感じられます。
読んでいて楽しくなりました。

この著者は、物質としての情報をA6ノートにまとめ、
情報検索をデジタルツール（textデータ）にまとめることで、
情報コントロールをしています。

内容的にはやはり使い勝手はどうかなぁと思いますが、
やり方そのものはマネできなくても、
考え方を吸収し、自分の形に再構築することができます。

文房具の紹介などが非常にためになりましたが、
著者が狙っていない箇所にこそ、
人間としての滋養が出ていて有益です。

情報整理術に光を当てた

　情報整理術という地味な作業に光を当てた良書。
一元化というところで手が伸びたが
デジタルとアナログの融合で新境地を開いたと思う。
ノートがかさばる点は否めないが
自分にあうところを取り入れて
活用できるとことはしていきたい。

便利な文房具紹介!

　便利な文房具が色々とあることを知ることが出来て、よかったです。

何度も読まないとわからない部分もありますが、とりあえずA6ノートを買おうという気にはなりました。

ノートの使い方のアイデアが詰まっている良書

　予定、日記、アイデア、雑誌のスクラップ、家計簿など、生活に関わるあらゆる情報を一冊ノートに集約・管理することを提案する一冊です。

一般的には、目的別に、ノート（手帳）を使い分けている人は多いのではないでしょうか。しかし、多くの人は、いずれその分類が煩わしくなり、結局継続できないことを著者は問題点として挙げています。そこで、その問題を解決するため、シンプルなシステムこそが有用であると述べた上で、A６型一冊のノートに情報を集約していく方法を述べています。ポイントは、A6型ノートに時系列順にあらゆる情報を集約し、その検索としてPCの検索を使用しようということでしょう。

最近はデジタルを使用した情報管理法が人気でしたが、やはりそういう方法はある程度のPCスキルが要求されます。しかし、この方法はアナログを中心としつつ、検索のみにデジタルを使用するローテクな方法なので、実効性が高いという点で評価できる方法だと思います。

しかし、個人的には賛成しかねる点も残ります。ノートは年々劣化するし、保管にかさ張る、しかも保管場所でなければ全ての情報にアクセスできないという不便さが伴うからです。

個人的には、検索でPCを使うのですから、オンライン上に情報を保管する方が有益だと思います。なにしろ、検索も一発でできますし、性質も劣化しませんし、なによりもネット環境さえあれば世界中どこからでも、自分の求める情報にアクセスできるというメリットがあると思うからです。最近では、新聞や雑誌を高速でPDF化できる商品も発売されていることですから、ある程度の初期投資があれば、十分元はとれると思います。

個人的意見としては、依然メモの重要性は高いと感じており、メモを活用する方法に富んだ本書は読む価値は十分あると思います。現在自分で行っている方法をアレンジして、より良い方法に変えるためのアイデアなども詰まっていますので、１３００円の投資の元がとれる良書だと感じました。

売り方のうまい本

　　この本の装丁！タイトル！誰でも思わず手に取りぱらぱらとめくってしまうのではないだろうか？それがこれほどまでに話題になった大きな要因と思う。

　内容は有益なこともあったが自分には当てはまらないこともあり、それでも興味深く面白く読めた。文章も読みやすい。

　さて、結局私的には
1．見開き一ヶ月の薄いスケジュール帳に全てのメモを書く（これだと一年間で一冊ということになるがメモすることがそもそも少ないので足りると思う）
2.足りないものはそれに貼る
3.付箋をもっと活用しよう
というところに落ち着いた。

　色々と参考になるアイデア満載なので、読んだ人によってカスタマイズできると思って読めば大変有益な本であった。

特徴は３つ（以下、続く）

　まず、第１に、樋口健夫さんのアイデアマラソン、ならびに、野口悠紀雄さんの「超」整理手帳に考え方が似ていることである。スケジュールなどを１箇所にまとめるのはアイデアマラソン流、時系列やＡ版を意識したのは「超」整理手帳流と言ったところか。私は、樋口さんや野口さんの方法論を支持しているので、この方法論も参考になると思う。

第２に、記者さんのノウハウが出ているところ。速記や、ノートに取るところなどは、おそらく記者の経験が大きいのだろう。

第３に、実際に使えるかは微妙なところ。スマートフォンなんて、このレビューの読者の皆様は持っているのだろうか。テキストエデュタなんて使うのだろうか。使えるという点では、「超」整理手帳流が勝ると思う（携帯電話すら使わないし、ソフトも使わない）。

以上、第１と第２にで星５つ、第３で星１つ減らして、星４つ。この方法論を参考にしつつ、普通の手帳と日記を使うのも、個人的には悪くないと思う。

理にかなったノート術

　とにかく、時系列で記述して、
インデックスだけPCで管理するという手法です。
どこかで聞いたことある整理術のノート版といった
ところでしょうか。

なんでもかんでも、ノートに書いておいて、
頭を空っぽに出来る安心感をえるというのは、
個人的には正しい考えだと感じていて、
いくつかのノウハウも参考になりました。

発想は悪くない

　発想は悪くないな。でも実用は無理なんじゃないかな？
ノートに書き込むのはいいけど、俺はＰＣ１台だけでも無理。

わかりやすく、出来るかもと思わせてくれます

　確かに手帳管理ブームがありましたが、道具に振り回されるくらいで目的と手段がごちゃごちゃになってしまいかえって逆効果をくらうくらいなら、
本書のように1冊に一元管理してしまったほうがカンタンで継続できるかもしれません(笑)。
そういった意味では結構画期的なアイデアだとおもいました、
また著者が文章や内容に対し若くしっかりしていて驚きよい刺激になりました。

追記：本屋でみたら帯に20万部突破と書かれていた、この手の本でその数字はホントすごい。

おもしろかったです。

　一日で一気に読めました。

考え方には参考になるもの、アイデアがたくさんありました。
個人的には紹介されていたエディタソフトに感銘。ほかにも良い文房具類の紹介がありました。

情報整理については、これでベストということはなく、自分なりにアレンジする必要性は残ります。
売れている本のようですが、なるほどうなずけます。

一読をお勧めいたします。

一元化と時系列

　完全に時系列に、かつ一元化して収録していくと
そこにコピーロボットができたようなものである。
ただこの完全に、というところが問題なわけだが。

本書より学んだことは一括管理することの利点、また情報をどんどん書いていくことにより忘れることのストレス軽減。
　『整理法』でも時系列を提唱していたが人間が生きている以上自然なことだと改めて納得できる内容であった。

文具の紹介があり中でもゼブラのペンポッドはスマートで便利。愛用中。

新人企画マンにおススメです

　今まで用途ごとにノートを使い、スケジュールは手帳で管理。カバンはどんどんブタさんになっていくし、極めつけはどこに書いたかわからない。。。そんな不便さを一気に解消してくれる情報の整理術が作者の具体的な例と写真で綴られています。
前半はノートの使い方、カスタマイズ術が、後半には企画マンに嬉しいノートをフル活用したアイデアの出し方を紹介。（アイデアの出し方は一般的な企画本に掲載されているものと変わりません）
アナログとデジタルの融合情報管理術がわかります。

「工夫する事」自体に意義がある。

　８０年代生まれの筆者が、「紙メディア」に此れだけ
「親和性が有る」、詰まり「馴染んでいる」と言うのも
奇妙とは思うものの、４０代以上の中高年層には、強く
アッピールする本だと思う。

「超整理法」も「超整理手帳」も実践して来た者からすると、
「手帳で時間軸を通じての情報一元管理」と言う点で
大変興味深い。唯、「紙メディア」の点では、他のレヴュアーの方の言うとおり、
読者其々が工夫して、Ａ６サイズに拘らず、自分自身の使い易い大きさの
ノートで、「使い方も自分に合わせてカスタマイズ」すれば
良いのだが、ＰＣや携帯、更に昨今のスマートフォン・モバイルとの
連動・連携の部分が、幾分、弱いかも知れない。「のぐちせんせー」の
超整理手帳繋がりで、このレヴューを書いているが、
専業の個人トレーダーとしては、非常に興味深い一冊である。
超整理手帳が、完成されすぎて仕舞っている為に、インプットされる
情報量が多くなり過ぎれば、文字通り「情報エントロピーが大きくなるのは必定」
だが、出発点が「白紙のノート」であり、常に「未完成形態」で
「成長し続ける」ノートと言うアイディアは、「情報エントロピー問題」を
解決する為の「生物学的メタファ」の「実用化」と言う意味で
非常に魅力的である。ユーザー自身の「頭の良さ」次第で、幾らでも
使い易く、有用性の高いノートが創り上げられるだろう。

追記。

あくまで「メタファ」で言うのならば、
１００円ノートが「生物」なのに対して
超整理手帳は、「マシーン」若しくは
「ガジェット」と言える。其の意味では、
使う人間自身の「脳」と言う「有機体システム」の
身体外部への「反映・プロジェクション」である。

アイデア術のところが面白い

　　１００円のノートを使う手帳術の本。

　コンビニにも売っているＡ６のノートを使い情報管理を行う。このノートにすべての情報を時系列に盛り込み、さらにＰＣを用いて索引をつくり、データベース化する。コストがかからず、継続させやすいシンプルな情報管理システム。

　安い情報管理術というのはいい。時系列に書き込むというのも妥当。
　ただ索引をつくる（パソコンに、メモの見出しを入力する）のは、やや手間がかかりそうな気がする。本腰を入れないとできない。

　主題ではないところ（アイデア術のところ）が面白く思った。

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